学校法人聖学院SDGs
第4回聖学院SDGsコンテスト フォト&ムービー部門 優秀賞『故きを温ねて新しきを知る』
*ご応募いただいた日付で公開しております
【作品タイトル】
『故きを温ねて新しきを知る』
【作品概要】
奈良時代には、天然痘や飢饉、大地震、周辺諸国との緊張関係など、様々な危機がありました。聖武天皇は、これらの危機を乗り越えるために大仏を建立したそうです。SDGsの17の目標の中には、聖武天皇が目指したものと類似するものが多く存在します。今を生きる人たちは、SDGsを旗印に、知恵と技術を駆使して目標に向かって前進すべきだと、大仏のお身拭いを見ながら思いにふけりました。
【該当するSDGs】
目標 16
【投稿者】
大竹 俊成さん
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受賞メッセージ
このたびは、優秀賞に選んでいただきましてありがとうございました。
息子が通う聖学院中・高では修学旅行等で京都・奈良に行く機会がないとのことで、今年の夏に家族で「修学旅行」に行ってきました。タイミングよく「大仏さまのお身拭い」の日に奈良を訪れたため、大仏の大きさを人の大きさ基準で表現した写真を撮ることができました。
写真を見ただけではSDGsとの関係がわかりにくいかもしれませんが、約1300年前にもSDGsと同じような目標があったこと、その目標に対する人々の思いが途轍もなく大きかったこと、がこの写真から伝われば幸いです。 -
審査員メッセージ
訴えるものが伝わる、迫力のある美しい作品ですね。日本の歴史、日本人の素晴らしい心を感じさせられます。平和で安寧な暮らしを願ってきた日本の文化、信仰。そこに「豊かさや富」という言葉はありません。今も昔も、人々の願いは同じ。一歩止まって、考える必要がありますね。
日本伝統の行いに目を向け、立ち止まって、我々に伝えてくれた作者の思いと行動に感謝します。日本の歴史と過去の人々から学ぶこと、まだまだありそうですね。
AIなど発達して加工が簡単に出来るようになった写真ですが、ストレートフォトの1枚の写真が訴える素晴らしさ、力強さをこれからも見せてください。良い作品でした!(審査員/石原 康男)