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支える人たち 06ー堀 克昭 さん

支える人たち

 

聖学院を外から支えてくださっている人たちに
聖学院への想いを伺ってみました

 

♯06 有限会社日東グリーンベスト/ 克昭 さん

仕事という関係を超えて聖学院に支えてもらった だから私も生徒の皆さんや学校を支えたい

前職であるイベント関係の会社に在籍中、聖学院のイベント設営に参加。その縁で1989年、聖学院小学校から用務員業務を依頼される。その後女子聖学院中高の用務を中心に33年間聖学院に携わる。1989年11月に有限会社日東クリーンベストを設立。

にこやかな人柄で教職員や生徒に親しまれている女子聖学院中高の用務員、堀克昭さん。実は用務清掃の全般を代行している有限会社日東クリーンベストの代表取締役です。堀さんは1989年から主に女子聖学院中高の校舎敷地を管理されてきました。33年間女子聖学院中高を見てきた堀さんに、仕事の内容と聖学院との関わりについてうかがいました。 

 

 

用務の主な内容は校舎内外の美観管理と清掃です。また生徒の皆さんの登校の安全を見守る立哨業務。さらに学校説明会、運動会などの会場設営も行います。清掃においては美観だけではなく建物の管財価値を高めるということも念頭において業務にあたっています。適切な清掃用具と洗剤選びをすることで汚れを落とすだけではなく建物を長持ちさせることができます。それも含めて我々の仕事と思っています。 

 

 

私は仕事を超え、聖学院にはとても大きな恩を感じています。私の次男が幼い頃、大病を患ったことがありました。その時チャプレンの高橋恵一郎先生と女子聖学院中高の生徒の方たちが千羽鶴と寄せ書きを1日で用意して渡してくれました。なかなかできることではありません。それだけではなく、その後も私たち親子のために祈り続けてくれました。おかげで次男は快復し、今では立派な大人になりました。先日の記念祭ではその時の感謝を込めて次男も一緒に設営をお手伝いをさせていただきました。本当にありがたい限りです。私はこの学校に命を捧げようと思っています。

 

 

堀さんは校舎内のコロナ感染予防のため、毎日共有部の消毒を行なっています。加えてこの季節は学校の樹木から落ちる葉っぱが近隣住民の迷惑にならないよう校舎内外の落ち葉清掃を行なっています。これらの業務のため毎日早朝3時に出勤しています。しかもこれは堀さんが自主的に行なっている業務です。「もちろん用務員の立場以上のことはできませんが、生徒や学校のためにできることはしていきたいと思っています」と話す堀さん。かつて生徒、教職員からビジネスという垣根を超えて堀さんへ注がれた「人に仕う」という精神が、今堀さんから生徒、学校へ向けられています。この次々と波紋のように広がっていく関係こそ聖学院が120年前に目指した形なのかもしれません。 

女子聖学院中高 公式サイト