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支える人たち 03ー 高山 映里 さん

聖学院を外から支えてくださっている人たちに聖学院への想いを伺ってみました。

株式会社レパスト/高山 映里 さん

父がシェフをしていたこともあり、小さい頃から家族と一緒に料理をしていた。料理が好きで、高校生の時に調理師免許を取得。学校の給食室で10年勤務した後、2021年6月に株式会社レパストに転職。聖学院大学の厨房で調理をしている。

食べる人のことを思い、日々のメニューを考えています。

食を通して学生・教職員の健康を支え、大学での学びの一端を担っているのが学生食堂です。聖学院大学の4号館1階には株式会社レパスト(以下レパスト)が運営する学生食堂があります。レパストは、2019年から始まった「学食寄付メニュープロジェクト」(以下寄付メニュー)に参加、学生の主体的な活動と社会貢献に協力しています。そして昨年の同プロジェクトのメニューを実現したのが高山映里さんです。高山さんに学生食堂における業務と、「寄付メニュー」について伺いました。


「私たちの主な業務は、調理とメニューの管理・ 運営です。食事を作ることに加え、食材の発注やメニュー開発なども行っています。調理に関しては、多い時は1日に100食ほど作ります。発注においては、少しでも安く美味しい食事を提供できるよう費用と質に気を使っています。

『寄付メ二ュー」では豆腐ドーナツ、アップルパイ、 スープなどを作りました。メニュー自体は、学生が自らアンケートをとってきちんと成果か出るように計画し、提案してくれたものです。 一番難しかったのは、寄付代が出るように材料費を抑えつつクオリティを保つことでした。また、朝の仕込みも増えたので、その点も大変でした。それでも、いつもと違うメニューを提供でき、さらに社会貢献もできるということは私たちにとってもやりがいがありました。『寄付メニュー』のリピーターになる学生もいて、利用者にも喜んでもらえたのかなと思います。また、この企画を通して、学生が甘いものを望んでいることがわかったので、可能なら通常メニューにも甘いものを加えられたら良いと思っています。」


レパストでは食べる人が飽きないよう定期的にメニューを入れ替えています。実はただ単にローテーションしているのではなく、少しずつ改良を続けているそうです。食べる人のことを思レパストの皆さんは見えないところで努力をされています。高山さんは「美味しい」という言葉が聞けると嬉しいと言います。厨房は常に忙しそうで、なんとなく気後れしますが、利用した際には少し勇気を出して感謝を口にしてみましよう。愛情のスパイスが増量されるかもしれません。