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女子聖学院中高TOPICSSDGs

支える人たち 02ー 佐藤 正美 さん

株式会社プロテックス/佐藤 正美 さん

前職は印刷会社。約20年前に警備員に転職する。 研修を経て、最初に配属された勤務地が女子聖学院中高。以来、女子聖学院中高の正門を守っている。 プライベートでは合唱団に所属し、主に教会音楽を歌っている。

「いつまでもここで働きたい」 私にとって聖学院はそういう職場です。

1月になると女子聖学院中高はホームページで受験生を応援するメッセージ企画を開催しています。1日1人ずつ様々な人が登場し、受験生にエールを送ります。その中に毎年選出されているのが守衛の佐藤政美さんです。佐藤さんは来年で勤続20年、毎日笑顔で生徒、教職員の方々を迎え、見送っています。その人柄ゆえみんなに親しまれ、このお話を伺っている時も守衛室の前を通る人がみな佐藤さんに声をかけていきました。長らく女子聖学院中高を見守ってきた佐藤さんに、お仕事の内容や、聖学院や生徒への思いを伺いました。


「守衛の主な業務内容は、 正門における校内外警備および出入管理です。不審者から学校を守る役割かある一方、来校者が最初に会う学校の人間という側面もあります。 自分の対応が学校の第一印象になるという自覚をもって和やかに接するよう心がけています。

女子聖学院中高に配属になった時、生徒や教職員の皆さんがとても優し、いい学校だなと思ったのを覚えています。挨拶はもちろん、気軽に話しかけてくれますし、 垣根を感じさせない方たちはかりです。 誕生日が同じというきっかけで仲良くなった教員の方もいます。

生徒の皆さんは素直な子が多いと感じています。 挨拶をすればちゃんと返してくれますし、 その積み重ねで会話も生まれます。それが仕事のやりがいにもつながっています。 また短い会話の中からでも見えてくるものがあり頑張っている生徒は分かります。 『頑張ってね』と声をかけるくらいしかできませんが、 そういう生徒を見ていると応援したくなります。」


佐藤さんの控えめな言葉の中に生徒への温かい眼差しが伺えます。 通りがかった生徒に佐藤さんのことを聞くと「1人ひとりの名前をちゃんと覚えていて、声をかけてくれます。 友達が先に帰ったかどうかも佐藤さんに聞けば分かります」と教えてくれました。 約年間、朝7時半から 時半までほぼ 1人でずっと正門を守ってきた佐藤さん、「いつまでもここで働きたい」とおっしゃいます。 女子聖学院中高には欠かせない守衛さんです。 今日も佐藤さんの開門の音で女子聖学院中高の日が始まります。