ビジョン_アクションプランvision
第2期聖学院ビジョンアクションプラン
第2期アクションプランで、次のステップへ。
第2期聖学院ビジョン達成に向けた今後の戦略と決意
第2期聖学院ビジョンの達成目標は、聖学院が守り続けてきた建学の精神と一致します。つまり「神を仰ぎ 人に仕う」という教育理念を体現した人間を育てるということです。人に仕えるためには知識や技能を持っていなければいけませんし、時代の変化が求めるスキルを各人がしっかりと習得していく必要があります。自分の持っている良さを自己実現や自分の利益のためだけでなく、他者や社会のために喜んで用いていくリーダーを育て世に送り出していく、これが聖学院の教育が目指すゴールです。
本学院で学ぶキリスト教の教えは、人間の尊厳や人権の問題、他者と共に生きる社会の実現等、現代社会の課題や自分の生き方を探求する手がかりとなります。私自身、キリスト教主義の学校に学び、そこで初めて聖書に触れ授業や学校礼拝を通じ、時に反発しながらもキリスト教の発する問いを通じて自分の生き方を考えるようになりました。聖書の問いかけが、そこに学ぶ者の自己形成に働きかけていく、ここに聖学院の教育意義があると考えます。
次に、第2期アクションプランの新たな取り組みである評価システムについてご紹介します。今回のアクションプランでは、5つの重点実施項目を設定し、この指標に基づいて法人および各学校が2023~2027年度の5年間で何を達成するのかを明確にしました。また、掲げた実施項目について単年度ごとに定性的・定量的視点から評価を行い、改善につなげるという検証システムを構築いたしました。
今回の5つの重点実施項目で最も重視しているのは教育研究の質向上です。それぞれの学校が、建学の精神のもとで特色ある教育を展開していくことが何よりも重要であることはいうまでもありません。聖学院の教育といえば、キリスト教を通じた人格教育、英語教育、ICT教育、グローバル教育、サステイナブルな社会実現に向けた課題解決型教育やボランティア活動が高い評価を得てまいりました。
これらに加え、地域社会への貢献を視野に入れた学校づくりを一層進めてまいります。学校法人聖学院の下にある学校は、東京・駒込の地で120年の歴史を形づくり、埼玉県の上尾・さいたまの地でも半世紀以上の歴史を紡いでまいりました。私どもの学校群が有している知的、文化的、人的な資源を地域貢献のためにひらき、同時に地域の支援も得ながら教育の質を向上させ、地域にとって聖学院の各学校がなくてはならない存在となるよう取り組んでまいります。
最後に、良い教育研究を行うためには、財政基盤の安定が不可欠ですが、各校が質の高い教育を実現し、その取り組みについて評価も含めた情報公開を行い、社会の信頼を得て入学者の獲得につなげてまいります。そのためにも、駒込の教育デザイン開発センターと大学の教育開発センターの機能を充実させ、教育改革や教育・経営戦略に結びつけていきたいと考えています。
少子高齢社会の進展や将来の展望を描くことが難しい時代といわれる中で、私どもの学校法人にも多くの課題がありますが、第2期アクションプランを通じて、2023年度~2027年度も前進の5年にしていきたいと考えています。
各校アクションプラン2023-2027
聖学院が目指す5つの重点実施項目に基づいた各校の第2期アクションプランがいよいよスタート。大学・大学院から幼稚園まで、それぞれの新たな一歩とビジョン達成への思いをご紹介します。