ニーバーの祈りTHE SERENITY PRAYER Reinhold Niebuhr
ニーバーの祈り
神よ、
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、
変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。
ラインホールド・ニーバー(大木英夫 訳)
THE SERENITY PRAYER
O God , GIVE US
SERENITY TO ACCEPT WHAT CANNOT BE CHANGED ,
COURAGE TO CHANGE WHAT SHOULD BE CHANGED ,
AND WISDOM TO DISTINGUISH THE ONE FROM THE OTHER.
Reinhold Niebuhr
アメリカ人神学者のラインホールド・ニーバー(1892-1971)によるこの祈りが日本で広く知られるきっかけとなったのは、留学先のアメリカでそのニーバーに師事した神学者で東京神学大学名誉教授、学校法人聖学院名誉理事長の大木英夫(1928-2022)氏が、帰国後に「中央公論」誌上で紹介したことによります。
この祈りは現在「ニーバーの祈り」として知られ、依存症患者支援団体などでも使われています。また、現代日本の著名人、歌謡曲や映画などにも度々引用され、多くの人々に共感と慰め、そして生きる力を与えています。