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〔卒業生を尋ねて〕歩む人たち_伊藤 万桜 さん(聖学院みどり幼稚園 卒園 聖学院小学校 卒業)
●伊藤 万桜(いとう まお): 聖学院みどり幼稚園 卒園生 聖学院小学校 卒業生
プロヴァイオリニスト
東京音楽大学卒業、同大学院及び仏・独で研鑽
仏のカザルス音楽祭・独・伊・露の音楽祭出演
東京フィルハーモニー交響楽団と共演
2021年から毎年2月、東京オペラシティでリサイタルを開催
ヴァイオリンとともに歩む人生を選んだ卒業生
2月に東京オペラシティでリサイタル、8月には、ヴァイオリン、ピアノ、サックスという珍しいトリオの軽井沢でのコンサートを予定しているプロのヴァイオリニスト、伊藤万桜さんは聖学院みどり幼稚園の卒園生で、聖学院小学校の卒業生です。
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幼少時、上尾市に家族で在住していた伊藤さんがみどり幼稚園に入園したのは、ご両親が聖学院大学の公開講座を受講したことがきっかけでした。大学を訪れてはじめて、大学に隣接する自然豊かな幼稚園の存在を知り、キリスト教に基づく幼児教育のあり方に共感したのだと言います。幼稚園に通うことで、さらに聖学院の教育に対して期待を高め、聖学院小学校へ進学します。
みどり幼稚園での木登り、プータロ小屋(※)での遊び、小学校のハンドベルの授業、クリスマスページェントの博士役。聖学院で過ごした時間は宝物のようにキラキラしていて、楽しい思い出ばかりと伊藤さんは当時を懐かしみます。中でも鮮明に思い浮かぶのは友だちや先生たちの笑顔。今日も取材前に会ってきた聖学院小学校の保健室の養護教諭、飯泉奈那先生は、実は小学校の同級生で今も変わらず仲良しな友だちです。
(※ PUUTALO:フィンランド語で「木の家」の意味。現在の園庭の砂場の横に建っていた子どもが遊ぶための丸太小屋。)
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伊藤さんはこれまでに、みどり幼稚園と聖学院幼稚園で何度か演奏会をされています。卒園してからもつながりがある先生からのお願いで実現した演奏会です。伊藤さんがみどり幼稚園に通っていたときに、女子聖学院の卒業生でギタリストの村治佳織さんの演奏会があり、とても感動されたそうで、その村治さんが演奏した会場と同じ場所で演奏できることを光栄に思ったと言います。新型コロナウイルス感染症パンデミックは、子どもたちが生の音楽に触れる機会を奪ってきてしまいましたが、子どもたちには、もっと、生の楽器の振動を体感してもらいたいということが伊藤さんの願いだそうです。
デビューアルバム「“Flessible”(フレッシービレ)」(アールアンフィニ・レーベル,2021)
伊藤さんのインタビューのロングバージョン(note記事)も後日公開予定です。
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