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支える人たち 04ー山田 真乃介 さん

支える人たち

聖学院を外から支えてくださっている人たちに
聖学院への想いを伺ってみました

♯03 山田 真乃介 さん

子どもたちが自分で選んで、決めて、つくる主体的な放課後作り

中学・高等学校の体育の教員を10年間勤める。学校教育における一律のカリキュラムの必要性も理解しつつ、一人ひとりに個別最適化した学びを模索。その中で放課後NPOアフタースクールに出会い、2018年に転職。現在聖学院小学校のアフタースクールで管理者を務める。

保護者の共働き世帯の増加や生活環境の変化に伴い、放課後、子どもたちが安全に遊べる場所が減っています。学童保育は3年生までの地域もあり、受け皿も足りているわけではありません。一人で家にいるか、塾や習い事に行く、そういう放課後の過ごし方が増えています。このような社会課題に向き合い、すべての子どもたちに安全で豊かな放課後を届けるために活動しているのが「放課後NPOアフタースクール」です。聖学院小学校でアフタースクールを運営している山田真乃介さんに、その活動内容と聖学院小学校について伺いました。

「放課後NPOアフタースクールは『放課後はゴールデンタイム』というビジョンを掲げ、多くの子どもたちが放課後に友だちと自由に過ごせるよう活動しています。小学校を使わせていただくことで、安全性や費用など様々な課題をクリアしています。子どもの移動がないこともメリットの一つです。アフタースクールには書道、ピアノ、サッカー、チアリーディングなど様々なプログラムがあります。週1回、地域の方にスペシャルプログラムの講師として参加してもらうこともあります。そして何より重視しているのは主体性です。子どもたちが放課後を自分で選んで、決めて、つくる。そういう主体的な時間になることを大切にしています。

聖学院小学校の子どもたちは、とにかく様々なことに興味・関心があります。新しいプログラムを始めると「やりたい、やりたい」と積極的に参加しますし「こういうことがしたい」と提案してくる子もいます。また先生方も時々アフタースクールを見にきてくれます。なかなかそういう先生はいないので、学校全体で子どもたちを温かく見守っているという印象を持っています。」

アフタースクールでは、クラスや学年を超えた子どもたちのコミュニケーションが生まれます。それにより非認知能力、課題解決能力、主体性などが育っていくことも期待できます。聖学院小学校では毎日30人くらいの子どもたちがアフタースクールに参加しています。山田さんは「もっと多くの子どもが参加して、アフタースクールが、塾や習い事など、放課後の選択肢の一つになるよう頑張っていきたいです」と語ります。

(取材日:2022年5月)

聖学院アフタースクールとは