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活躍ファイル#17 川原 康子さん

聖学院NEWS LETTER No.277

聖学院小学校 1992年卒業
女子聖学院中学校 1995年卒業
Groove845 グラフィックデザイナー
(2020年7月取材)

恩師が後押ししてくれたデザイナーへの道

女子聖学院の卒業生は多方面で活躍していますが、美大へ進学してデザイン業界で活躍している人もいます。川原さんはその一人で、現在、フリーランスとして広告デザインやインフォグラフィックス※を中心に活躍されています。
小学校の頃から図工が大好きで、中学でも美術は一番好きな授業だったそうです。きれいにレタリングされた当時の作品には、すでにグラフィックデザイナーの才能が顕れていました。中学時代は生徒会長を務め、学校をより良くしようと意欲的に活動する一面も持ち合わせていたようです。そんな川原さんがグラフィックデザインに触れたのは自分が好きな雑誌を切り抜いて箱に貼っていくコラージュボックスを作る課題でした。それ以来好きなチラシやフリーペーパーをスクラップするようになり、次第にチラシや雑誌をデザインしたいと思うようになったそうです。

川原さんが当時から深く信頼を寄せていたのは美術科の渡邊しのぶ先生。中学3年の時の担任だったこともあり、いろいろ相談していました。美術の道へ進むことを後押ししてくれたのも渡邊先生でした。川原さんはその頃を振り返り「しのぶ先生に美術を教わっていなかったら、今こういう仕事はしていなかったと思います」と語っています。
美大では情報デザインを専攻した川原さん。最近では経済産業省のレジ袋削減キャンペーンのポスターやバナーを手掛けています。そして大手コンビニでは7月末現在、7割以上の人がレジ袋を辞退しているという検証結果を耳にします。女子聖学院でスタートした川原さんのデザインが、今社会貢献の一端を担っています。