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支える人たち 01―高野 雅明 さん

聖学院を外から支えてくださっている人たちに聖学院への想いを伺ってみました。

聖学院大学の守衛さん

野村不動産パートナーズ株式会社/高野 雅明 さん

2011年、聖学院大学が建物管理を委託している野村不動産パートナーズ株式会社に転職し、以来10年間聖学院大学の守衛を務める。いつも正門で明るく挨拶をしてくれることで大学の教職員、学生から親しまれている。

聖学院大学は誰であれ分け隔てなく接してくれる、
だから私も自然と笑顔になります。

聖学院大学には、いつも明るく挨拶をしてくれる守衛の方がいます。高野雅明さんです。「本当はビジネスライクに接するのが守衛として本来のあり方だとは思うのですが、自分は徹底できないので」と笑って話します。高野さんは9年前に聖学院大学の守衛に着任、以来夏も冬も正門に立っています。教職員、学生に親しまれている高野さんに、聖学院大学を見守り続ける視点について伺いました。


「守衛の主な業務は、建物の解錠、施錠と立哨(正門で立って警備をすること)です。早朝7時半から夜は22時半まで、 交代で勤務しています。どれも重要な業務ですが施錠・解錠の巡回時、火の気には特に気を配っています。聖学院大学の教職員・学生の方々とは入校時の挨拶と施設の鍵の受け渡しが主な接点になります。教職員の方も学生の方も、挨拶をするとちゃんと返してくれますし、 私の名前を覚えていて話しかけてくれる方もいます。誰であれ分け隔てなく接してくれる、それが聖学院大学の印象です。図書館側の守衛室に、記帳台が熱くなりすぎないようパラソルを立ててくださったり、 行事の誘導サポートをご依頼いただいたり、職員の方々には一歩踏み込んで接してくださっているように感じ、それがまた嬉しくもあります。だから私も業務以上に聖学院大学のことを身近に感じています。

 

 

元々私は人に話しかけるのが苦手でした。しかしここの仕事を通じて、挨拶をすれば返してくれる、そこからコミュニケーションが生まれると知り、今では自ら進んで挨拶をしています。学生に対して思うことは、やはり大学に来られるようになって良かったということでしょうか。去年一年間、コロナ禍で学生が大学に来られない期間がありました。キャンパスでの授業が再開され、正門の前で友達と待ち合わせをしている姿をみると一人の人間として心が温まります。そして「無事に戻ってこられて本当によかったね」と思います。」


一年間学生がいない正門を見続けてきたからこその視点かもしれません。最後に「それ以上のことはできませんから」と遠慮がちに付け加えた高野さん。学生一人ひとりを温かく見守ってらっしやる様子が伺えました。