みなさんお元気ですか

 みなさんお元気ですか  -元女子聖学院短大の先生方のメッセージ-

 (同窓会誌「緑朋 (最新号2003年10月号)」より抜粋)

児童学科 村山 順吉


 30数年前、小学校の卒業時にいただいた文語訳聖書に始まり口語訳そして現在教会で使っている新共同訳へと、聖書を持ち替える度に一抹の寂しさを覚えたものでしたが、今それらを並べてみると、それぞれの聖書の中に自分で引いてきた線の場所が少しずつ変わっていることに気がつきます。
 好きな箇所から励まされる箇所への変化が主に在って日々活かされていることの証であるのなら、心から嬉しく思います。

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(元)日本文化学科 須山名保子


 退職の近いある日、研究等の一回ホールに集まっておられた緑朋会委員の方々に呼びとめられました。美しい花束をいただき、ご一緒に記念撮影をしました。驚きました。僅かな年数働いただけなのに心に掛けて下さっている。胸の奥から温かいものがこみ上げて、二号館の日々に思いが飛びました。
 実は還暦過ぎての初めての専任教員職でした。この学校での年月は、短くても私にとっては重く大きい存在になっています。

(元)大学副学長 山本 昂


2003年3月に聖学院大学の副学長を辞し、2003年4月からは、聖学院全体の諸学校の現実と将来を考えて、中期・長期的な視点から、資料を整え適切な発言をすることが一理事としての私の使命だと心得て、そのために思いと力をつくしています。
大学チャペルの建設と同時進行で来年前期中の出版を予定している「女子聖学院短期大学1993―1999」の編集作業も精力的に取り組まれています。

準備中

(元)英文科 竹野 一雄


 皆さんお元気ですか。女子聖短大とお別れしてから10年になりました。早いものですね。
 現在、私の教育の場は日本大学大学院総合社会情報研究科です。これまでの通信性教育のイメージを変えたとてもユニークな大学院です。面接指導とパソコンやインターネットを併用して、20代から60代の方々を教えています。短大出身者も、職歴や取得資格によっては受験資格を認められる場合があります。 
 近著「想像力の巨匠たち−文学とキリスト教」(彩流社)には女子聖短大の紀要や学会誌に掲載した論考を懐かしい日々の甦りを経て収めています。