学校法人聖学院 聖学院小学校

平和を実現する人々は、幸いである

2018/07/17   先生のことば

 “ How are you ? ”“ Fine, thank you .”
 “ How is the weather ? ”“ It is sunny.”
 英語の先生が歌いながら、1年生の教室に入ってきます。先生の問いかけに、いきいきと答える子どもたち。積極的に英語を使い、歌やゲームに楽しんで参加する姿を見ることができます。他校の英語の授業を見学したことがありますが、これほどまでに発音が良く、たくさんの英語が使われている授業に参加したのは初めてでした。
 本校の英語教諭は、公立小学校の先生たちに講師として指導を行っています。そのために、本校ではレベルの高い英語授業が行われているのです。

 聖学院小学校の国際理解教育として、大きな2つのプログラムを実施しています。
 1つ目は、聖学院小学校の姉妹校であるオーストラリアのマウンテン・クリーク・ステイト・スクールの児童の家庭にホームステイをするプログラムです。現地の家族と一緒に生活をする中で、オーストラリアの文化や習慣に触れることのできる機会できます。今年度は7月18日から26日まで9泊10日間、児童16名と引率教諭2名が参加する予定です。
 2つ目は、マウンテン・クリーク・ステイト・スクールの児童を7泊8日間、聖学院小学校の児童の家にホームステイするプログラムです。オーストラリアの学校で日本語を学習している児童が参加します。現地では日本への関心が高まっているようで、昨年度より人数が増えて今年度は12名もの児童が参加してくれることになりました。その本校の授業や行事(フェア)などに参加してもらい、毎年交流を深めています。他にも、海外交流を積極的に受け入れています。近年では、ハワイのカメハメハスクール、香港聖心学校、中国の児童など、多くの国地域から来る子どもたちと文化交流を行っています。

 私は、高校3年間ニュージーランドへ留学をしていました。都心から車で1時間半、田舎にある学校です。校庭にはラグビーグラウンドが5つもあって、隣の牧場から牛や羊が迷い込んでくるようなのどかな場所です。
 クラスには外国人が私一人だけでした。先生や生徒達がどう接して良いのかわたし以上に戸惑ったことだったと思います。最初の3ヶ月間は、相手が何を話しているかを聴くことで精一杯でした。少しずつ理解できるようになると、新しい単語を調べて、友人やホストファミリーに試みるようになりました。発音もあまり良くなかったので訂正してもらいながら、会話を成立させました。
 次に、明日はお友だちとどんな会話して楽しもうか、先生にどのような質問をしようか、ラグビーの試合の時に自分の考えをどうやって相手に伝えるかなど色々と考えるようになりました。この3年間の海外生活を通して、英語力はもちろんですが、それ以上に「自分の気持ちや思いを相手に伝えたい」と思う気持ちが人と人とを結びつけるのに大切だということを学ぶことができました。

 先日、ビードルズのジョンレノンについて書かれている本を読みました。彼が、日本に住んでいるときに、自分で日本語の教科書を作って熱心に勉強したそうです。ジョンは、口癖のように、『okagesamade(オカゲサマデ)』という言葉は、世界でもっとも美しい言葉だと言っていたそうです。日本人は、人が自分一人の力によらず生活せずに、隣人と助け合って生きていると感じていたそうです。

 「平和を実現する人々は、幸いである。その人たちは神の子と呼ばれる。」
マタイによる福音書5章9節

 聖学院小学校は、毎朝礼拝から1日が始まります。讃美し、聖書の言葉に耳を傾け、祈ります。私たちの祈りは、自分のことだけではなくて、周りにいる助けを必要としている人たちのためにもします。
 聖学院小学校で生活した子どもたちが、将来、世界の人々のために平和を作り出す人となり、世界中で活躍することを願っています。

                 国際理解教育委員会  濱住 聖史

(学校だより けやき 第483号2018年7月13日発行)

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