節目の時

2018/02/27   先生のことば

2017年度も間もなく終わろうとしています。この一年、保護者の皆様には聖学院小学校の教育にご理解とご協力を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。

さて、私たちの人生には節目の時が与えられています。進学、就職、結婚といった大きな節目もあれば、年の変わり目、年度の変わり目といった毎年の節目もありますが、子どもの育ちという意味では年度の変わり目は節目として大きな意味を持っています。それは、進学、進級の時だからです。この節目の時は何もしないならただの時として過ぎ去ります。けれども、気持ちを新たにする機会としてとらえ、歩みを振り返り、新たな目標を持ってスタートする時とするなら、実りもまた大きなものになるに違いありません。

もちろん、子どもに節目の大切さを説くだけでは不十分であるのは言うまでもありません。少なくとも子どもが小学生(小学校卒業の時を含む)の間は節目を意味あるものにするために親や教師の手助けが必要です。振り返りのための材料としては、先週行われた面談で話されたこと、3月に渡される「あゆみ」を手がかりにするとよいと思います。ただ、面談で担任がお話ししたこと、「あゆみ」に記載したことは他者による評価です。合わせて自己評価をすることもとても大切です。面談の内容を伝え、「あゆみ」に記載してあることを一緒に見ながら自分としてよかったこと、がんばったこと、よくなかったこと、たりなかったことなどを子ども自身の言葉で言うことが新たな一歩を踏み出す前提として大切だと思います。

同時にこの節目は親として、教師として子どもの教育にについて振り返る時としたいと思います。親としてきちんと子どもと向き合ってきたのか、過保護ではなかったか、放任ではなかったかなど、親としてきちんと役割を果たしたかを考えることはとても大切だと思います。

もちろん、教師達も振り返り、反省の時を持ちます。教師は子どもたちを評価する立場にあります。けれども子どもたちを評価するということは同時に自分が評価されることでもあるのです。それは子どもたちの成績が教師の指導の結果でもあるからです。

年度末のこの時、子どもたち自身が、そして子どもたちを導く立場にある私たち親と教師がこの一年の歩みを振り返り、新しい決意を持って4月からの歩みを始めたいと思います。

聖学院小学校校長 佐藤 慎
(学校だより けやき 第478号2018年2月20日発行)

 

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