聖学院小学校の安全教育

2017/09/29   先生のことば

 聖学院小学校では、長い夏休みを終えた子ども達を迎えるにあたり、8月の最終日の2日間は教職員が研修会を開いて準備の時を持ちますが、今年度の研修会のテーマは「子ども達が安心して落ち着いた学校生活を送るために」というものでした。

 学校生活から目を外に向けてみると、子ども達を取り巻く環境は、その安全・安心を脅かされかねない状況が増している様相があり、学校現場での指導がより重要になって来ているようです。文部科学省からも『学校安全参考資料「生きる力」をはぐくむ学校での安全教育』が発刊されていますが、「生活安全」(廊下や階段を歩く時、体育館や校庭で遊ぶ時の約束事)「交通安全」(通学路を歩く時の注意、電車やバスに乗る時のマナー)「災害安全」(風水害・地震・火災等からの避難、身の守り方)の分野があります。

 聖学院小学校では、今年度は校内の生活安全のために「廊下を歩こう運動」を日常の目標に掲げて展開しています。

 また、年に3回の避難訓練に加え、先日保護者の皆様にもご協力を頂いた防災の日の引き取り訓練にも力を入れ、今年も礼拝後に震災に関する全体指導を行いました。以下に子ども達に伝えた概略をご紹介いたします。(太字ゴシック部は「もしもの時の防災」サイトより引用)

 

「みんなでめざそう、ぼうさいのきほん!自助・共助・公助」

①自助(じじょ)こういう時はどうするといい? 訓練を思い出して考えて動こう。

自分の命は自分で守る、自分のことは自分で助ける・なんとかする、ということです。「救助される人」でなく、「救助する人」になること。それが自助の取り組み。

でも、あなたは自分だけが助かれば良いですか?

じぶんのまわりにいる人に万が一のことがあれば、あなたは悲しい思いをするはずです。助けたかったと思うはずです。みんなで助け合うために、 

②共助(きょうじょ)についてかんがえていこう。

「共助」とは、自分や小さな共助である家族だけでなく、町内会や自治会などの小さな地域コミュニティ単位で、防災としての助け合い体制を構築する、また災害発生時に実際に助け合うこと。

③では、さいがいによるひがいをへらすために、どこが?
・警察・消防・自衛隊・区役所や市役所・学校・各家庭・各個人

どのようにそなえている?
・くんれんする・かんがえる・そうぞうする・まなぶ 

公助 (こうじょ)

 国民の生命・財産の安全を図ることは、国や地方公共団体の任務。災害を完全に防ぐことは出来ないが、被害を減らすことはできる。(これを「減災」と言う。)減災の為に、国や地方公共団体が事前の対策として、避難所の指定、公園などの一時避難場所の整備、建物の耐震化工事に対する助成金の支給、災害情報の周知・徹底、など色々な取り組みが行われている。

 単に災害から逃れる教育だけでなく、助け合う教育、そなえる教育を伝えてきました。併せてJアラートにも慌てずに対応する指示も担任を通じて伝えています。

 また、5年生がこの数年取り組んでいる「救命入門コース」の継続的な受講が評価され、先日、東京消防庁から学校表彰を受けました。受講した子ども達は「受講修了証」を手にして嬉しそうですが、小学生にもできる共助の講習内容は、必ず自他の安全の確保のための力として身についてくれていることを信じています。

 災害を怖いものとだけ捉えるのではなく、それに対応していく知恵と力を低学年から継続的に養っていくことを目指しています。                                 

            生活部長  阿久戸多喜子

文中太字ゴシック部はhttp://www.moshimo-bosai.com/「もしもの時の防災」サイトより引用

(学校だより けやき 第473号2017年9月26日発行)

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