新しい学習指導要領

2017/06/28   先生のことば

2020 年度より学習指導要領が変わります。学習指導要領とは、「全国のどの地域で教育を受けても、一定の水準の教育を受けられるようにするため、文部科学省では、学校教育法等に基づき、各学校で教育課程(カリキュラム)を編成する際の基準を定めています。これを「学習指導要領」といいます。」と文部科学省の web には説明されています。つまり、学校で使う教科書のもととなっているものであり、そこには、それぞれの教科の目標や大まかな教育内容が定められています。つまり、学習指導要領が変わると「教科書の内容が変わる」ということになります。
ここでは、その新しい学習指導要領がどう変わり、聖学院小学校ではどのように対応しているのか(いくのか)を簡単に説明します。

新しい学習指導要領の特徴

1.子どもたちの資質能力の育成
1)「何を知っているか、何ができるか(個別の知識・技能)」
2)「知っていること・できることをどう使うか(思考力・判断力・表現力等)」
3)「どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか(学びに向かう力、人間性等)」
2020 年に改訂される学習指導要領で教育を受ける子どもたちは、 2030 年以降の日本の社会を担った子どもたちです。学習指導要領はその時代を担う人材を育成するために改訂されます。これからの社会は、知識の習得だけではなく、その知識を使って、どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか、人間性を総合的に育む必要があるとされています。そして、それを実現するための授業が、アクティブ・ラーニングという学習指導です。

2.「主体的・対話的で深い学び」(アクティブ・ラーニング)の実現に向けた授業改善
過去の学習指導要領では、子どもたちの教育内容を定めていましたが、今回の改訂では、授業の改善を求めてきています。つまり、教師の教え方まで踏み込んだ内容となっています。教師中心の一斉指導では確かに効率的に子どもたちに知識を注入することができます。しかし、そこで終わってしまうと、その知識をどのようにして生かしていくか分かりません。
聖学院小学校では、以前より、子どもたちの体験を重視したワークショップ型の授業のアクティブ・ラーニングを取り入れてきました。時代が、ようやく追いついてきた感じがあります。
また、「プログラミング体験」、「体験活動」の充実も新しい学習指導要領で掲げていますが、昨年度から、一部の学年で実験的に iPad を使ったプログラミング学習も始まりそれなりの成果をあげています。また、宿泊行事も今年は見直しの年度となり、宿泊体験学習を今まで以上に充実をさせてきています。

3.外国語活動
新しい学習指導要領では、外国語活動が高学年より教科として扱われ、中学年から外国語活動として導入されます。
聖学院小学校の外国語活動は 1 年生より全学年で行われており、そのカリキュラム、指導方法等、内外で注目されたものとなっています。最先端の英語教育が行われています。
以上簡単に改訂内容と聖学院小学校の取り組みを紹介してきました。もちろん全ての改訂内容を網羅しているわけではありません。日々研鑽を積みながら、これから先を見据えて日々の教育に携わって行こうと考えています。
さて、このけやきの原稿を書いているとき、新しい学習指導要領の解説が文部科学省から公表されました。我々教師にとっては必読の文書となります。教師の夏の宿題が出されたと、今から準備をしてこの夏に向かいたいと考えています。
                                     教務部長 池内 清
                        (学校だより けやき 第471号2017年6月26日発行)

月別アーカイブ

sub_blogside
ページのトップへ戻る