よいまとめをするために

2017/01/25   先生のことば

今年度もあと二ヶ月、一年間のまとめをする時となりました。学習面では先日学力テストを実施しました。2月に行われる個人面談では、その結果を踏まえてお話しさせていただく予定です。

学力テストは国語と算数の教科で行われ、それぞれの学年で一年間に学習したことすべてが範囲となっています。一つの単元を終えたときに行う単元テスト(通称カラーテスト)も理解度を測る上で大切ですが、学んだことの定着度を見るためには学力テストのようなまとめのテストが重要です。けれどもテストの点数や偏差値だけでは真の学力を測ることはできません。なぜなら点数は同じでも減点があった場合、その理由は一つではないからです。例えば算数の場合、時間が足りなかった、計算力が弱い、基礎的な知識が足りない、題意を読み取る力が足りない、不注意など、いろいろなことが減点の理由として考えられます。もちろん、入学テストなどは点数で合否が分かれるわけですから、点数が大切ではないと言うつもりはありません。けれども、普段の学習活動では、間違えたところをそのままにしないことが大切ですから、間違えの原因をしっかり把握し、問題解決を図らなければなりません。点数だけにこだわっていると、本質を見誤る危険があるので注意が必要です。

ところで、今一度英語以外の授業はすべて日本語を使って行われていることにも目を向けたいと思います。たとえば算数の学力が弱いといった場合、計算力や算数の基礎的な知識に欠けると言ったことが原因なことももちろんありますが、一番の原因は文章題の題意を読み取ることができないといったこと、すなわち日本語の力が弱いことなのです。社会科や理科においても教科書で使われる言葉や言い回しが同学年で用いる国語の教科書における言葉や言い回しよりも難しいと言ったことも珍しいことではありません。ですから日本語の力をつけることが全ての教科の学力向上につながるといっても過言ではないと思います。

読書、音読、視写などももちろん国語力をつけるために有効ですが、家庭内で豊富な会話をすることもとても大切です。テレビや機器の発する無人格で一方通行な言葉ではなく、生きた言葉をたくさん聞き、そして話すことが豊かな日本語の力につながるのです。

教頭 佐藤慎
学校だより「けやき」第466号より

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