よく遊ぶ、よく遊べ

2016/05/23   先生のことば

 20分休みが始まると、教室から子ども達が思い思いの場所に向かって飛び出していく。聖学院小学校で毎日見られる光景です。理由を聞けば「遊びたいから。」「なんでそんなに遊びたいの?」「理由なんてないよ。遊びたいから遊ぶんだ。」そう、子どもは遊びたいのです。大人になる前、みんな思ったことがあるはずです。ずっと、遊んでいたいと・・・運動会を2週間後に控えた頃の校庭はいつもとちょっと違います。リレーの練習を横目に見ながら、邪魔しないようにそれは上手に場所を見つけて遊んでいます。せまくても大丈夫。

遊ぶ場所は校庭に限りません。新しい校舎になってから、遊ぶ場所がひろがりました。思いもかけないところで大人には考えもつかないような遊びをしていることもあります。教室前のワークスペースで台をつかわない?卓球。ラーニングコモンズの椅子の上で寝転がって友達と本を読む子。そして体育館ではバスケットやドッジボールで盛り上がります。みんな、お気に入りの場所で遊んでいます。小さな子ども達一人ひとりに居場所がある校舎、それが私たちが理想とした校舎です。

 聖学院小学校の児童は、遊ぶことが大好きです。 では、遊んでいる時間は何もおこらないのか?そんなことはありません。休み時間の校庭を教室から見ているといろいろなことが見えます。夢中でボールを追いかける子、鬼ごっこしているグループ、ブランコ、サッカー、ハンドベース・・砂場でひたすら穴を掘っている子も。みんなが遊びに夢中になっているなか小さな事件がおきることも。自分のボールが転がっていき、追いかけていることに気がつかない子がとんでもない方に蹴ってしまう。ボールをなくした子のため息が聞こえきそう。さっきまで仲良くやっていたのに、ルールのことで喧嘩。入れてもらいたいけど、なかなか声がかけられない・・・「がんばれ!」心の中で応援。教師は「これは。」と思った時は駆けつけますが、見守っていることも沢山あります。たいていの場合、自分たちで解決することができるからです。私たちが育った頃とは違い、子ども達を取り巻く環境は大きく変わっています。友達と遊ぶ時間の減少や、家族構成の変化、地域社会との関係などからコミュニケーション能力をつける場所が限られた現代社会では、学校の遊びの中で揉まれ、角を取っていくことは必要なのではないでしょうか。また、それを小学校時代にたくさん経験しておくことが大切だと思います。まわりの大人は勇気を持つことと、子どもを信頼することも必要となってきます。

 楽しく思いっきり遊べた子も、ちょっと残念だった子もチャイムの音とともに教室に帰ってきます。教室に校庭の土の匂いとお日様の匂いが入ってきます。真っ赤で満足した顔が並べば授業開始。助けが必要な顔が見えたら、もちろん対応です。でも、意外と子ども達はさっぱりしていて次の休み時間の約束をしていたりします。だって、遊びたいから。 汗をかいてこんなに遊ぶ休み時間を過ごすのは、多分一生のうちで小学校時代だけかもしれません。中学校に入ると休み時間の過ごし方は変わるはずだし、塾では経験することができない時間です。クラスの子ども達が「全部休み時間だったらいいのに!」言います。そう思えるところがすごい!と私はいつも思います。

 新校舎になって2年目の広報活動がスタートしました。昨年は聖学院小学校の行事を中心に、ホームページや聖学院小学校だよりなどでお伝えしてきました。今年度は次のステップへ。子ども達の日常を伝えていきたいと考えています。とかく学校というものは閉鎖的と思われがちですが、かざらないありのままの日常の様子を発信していくことで聖学院小学校の教育を理解していただくことが広報部の役目と考えています。学校の主役は子ども達。子ども達の元気に遊ぶ姿と笑顔をお伝えできるようがんばります。

 広報部 関 幸子

学校だより「けやき」第459号より

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