ば~ん!からコンコンへ

2016/03/02   先生のことば

 

 寒さはまだ残っているものの春の兆しに誘われて、溌剌とした新たな力がそこここに湧いているのを実感する季節となりました。

「コンコンコン」ノックの音が聞こえます。
「どうぞ」と応じる私。
再び「コンコンコン」
おそらく私の声が届かなかったのでしょう。扉のところまで行き、「どうぞ」と言いながら開けると、笑顔満面の子どもたちが校長室に入ってきます。折り紙をしたり、ピアノを弾いたり、かくれんぼをして楽しんでいます。

 思えば年度の初め「ば~ん!」という音とともに駆け込んでくることもあった子どもたち。その度に「ノックをしてから入ってきてくださいね」と伝えてきた私でしたが、いつの頃からか、もうそのようなことを言う必要がなくなりました。

 2月中旬の修学旅行では、6年生が日を追うごとに、5分前行動をはじめとする集団での生活が上手に出来るようになってきました。この1年間も、この紙面にはとても書ききれないほど随所に子どもたちの成長する姿を目にすることができ、大変嬉しく思っています。

 私は常々申し上げてまいりましたが、聖学院小学校が子どもたちの存在を大切にした、活き活きとした温かい小社会でありたいと願っています。そのことを念頭において建てさせていただいた現在の校舎での生活をはじめ、全ての営みが今後さらに深く豊かなものになりますよう、心と力を尽くしてまいります。

 1年間の稔りの時を迎え児童のみならず関係者全てが一人ひとり、しっかりとした振り返りができるように、それを新しい年度に繋げていけるようにと、心から願っています。

 校長 村山順吉

学校だより「けやき」第455号より

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