分岐点に立つ

2015/12/21   先生のことば

 

 2014年12月19日に、聖学院小学校では、校舎引き渡し式、定礎式が行われました。穏やかに晴れた日のことでした。この日、理事長先生、各校を代表して多くの方々が出席されました。私たち教職員も参列をしました。昨日のことのように思い出されます。聖学院小学校は、昨年のこの時期、引っ越しをしていました。仮校舎から新校舎への引っ越しです。私たち教職員も、何度か建築中の新校舎を見学に行きました。建物の中に入る時は、ヘルメットが着用とされました。

 年が明けて1月には、新校舎の見学会が続きました。保護者の方、卒業生、学校関係者の方々が、新校舎を訪問されました。初めは戸惑いながら、ご案内をさせて頂きましたが、少しずつ案内にも慣れていきました。

また、2015年度に向けて、1月からスクールランチの準備が始められました。当時の家庭科担当の佐野先生から、高学年の子ども達は事前の指導を受けました。「食育」についてでした。この月は、まず6年生から始まりました。続いて5年生の取り組みでした。2月には、5年生と6年生が組んでの実施でした。続いて、4年生から6年生までの学年が一緒になって実施されました。3月には、1組の縦割りの取り組み、2組の縦割りの取り組みが実施されました。

 去年は、新校舎での初めての卒業式、今年は、初めての入学式、運動会、フェアー、など、初めてづくしの聖学院小学校の歩みでした。
 これからも、新校舎で学校生活が続いていきますが、初めて経験してきた人たちが、次の人たちへの、より良い伝統の送り手となり、引き継がれていくことを願っています。

 聖学院小学校は、次の前進のために「分岐点」に立っていると言えます。旅に例えることもできます。旅をしてここまで来ました。旅の途中に、一人一人の歩みが神様に守られ、生かされてきました。一人一人が力を合わせて、歩んできた旅です。それぞれの持ち場ごとに話し合いを重ねて歩いてきた旅です。旅が長くなると、なぜか、荷物が増えていくようです。荷物を自分で増やす場合もあり、他から頂いて増えていくこともありますが、これから先へ旅を続けていくのに、分岐点で荷物の整理が必要になってきます。これは残すもの、これは捨てるもの、そして先へ続く旅が、順調に続くように考えます。

 新しい年への準備をすることにも似ています。その人は、その人なりに、それぞれが自分にふさわしいものを求めて旅することが出来るように考えてほしいと思います。

  『これやこの 行くも帰るも 別れつつ
   知るも知らぬも 逢坂の関』(蝉丸)

 私が小学生の時、お正月に母が読み手となり、子ども達三人が、熱心に札を取った百人一首の一つを思い出しました。
 これから続いていく聖学院小学校の歩みが、子ども達の心を豊かに成長する場所であり続けてほしいと願います。

 村上 富美子

学校だより「けやき」第453号より

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