「特別活動」始動中

2015/10/30   先生のことば

 十月に入って後期の始業を迎えると、たちまち慌ただしさに満ちた学校生活が始動しました。「学校」という場は、平穏な日常の繰り返しのようであっても、毎日、必ず何らかの驚きの中で動いております。特に十二月までのこの三か月間は、学校行事が目白押しで、どれも毎年恒例でありながらも、その年独自の大きなイベントとしてわくわくしながらの毎日です。

 後期の学校行事は、5年生の英語キャンプから始まりました。続いて1・2年生の森の学校は、異学年縦割りの合同合宿でした。その間、6年生は、中学への進路を決定する時期を控えて、緊張感を持って学力テストに臨みました。図工の授業での作品や、文化系クラブの油絵、華道のアレンジメントの展示がされた作品展も開催致しました。運動系のクラブ活動は、十一月末に控えた私学対抗の大会に向けて特練・朝練・延長練習に励んでいます。音楽会の練習もたけなわで、今年も、合唱、リコーダー、器楽演奏にと、クラスの一人ひとりの心を合わせて取り組んでいます。さらに、十二月のクリスマスページェントの配役や、ハレルヤコーラスの指揮者のオーディションも同時並行で進められています。勿論、サンクスギビングの収穫感謝礼拝とカレーパーティー、クリスマス点火祭も例年通り、しかし、新校舎での新たな形で予定されています。

 保護者の皆様にも、今後も幾度となく足をお運び頂き、子ども達への応援・お励ましを頂戴致しますことになりますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 ところで、これらの取り組みは、小学校学習指導要領における「特別活動」の①学級活動②児童会活動③クラブ活動④学校行事という4つの教育活動として行われているもので、中でも学校行事の具体的な内容として①儀式的行事②文化的行事③健康安全・体育的行事④遠足・集団宿泊的行事⑤勤労生産・奉仕的行事にあたるものを年間の授業時数に組み入れているものです。「学校行事」が教科として認識されるまでの歴史と変遷は、1978(昭和53)年までの間に、小・中・高を通じて、現在の名称である「特別活動」となるまでの名称の変遷からも辿ることができます。現在は、2005(平成17)年に国の教育課程の基準全体の見直しを経て、2008(平成20)年3月に公示された学習指導要領で、「道徳」や「総合的な学習」の時間の役割を明確にすることで「特別活動」のねらいと意義を再認識して年間指導計画を組む必要があるとされ、2011(平成23)年4月から全面実施された方針によって運用されています。

 その際、特別活動の目標について「望ましい集団活動や体験的な活動を通して、個人的な資質と社会的な資質、自主的・実践的な態度の育成、自己の生き方についての考えを深め、自己を生かす能力を養う」ことと整理され、学校行事については「集団への所属感や連帯意識を深めつつ、学校の仲間や地域の人々との関わり、本物の自然や文化の価値や大切さを実感する機会を持つことが重要である。これらのことを踏まえ、自然の中での集団宿泊体験や異年齢交流なども含む多様な人々との交流体験、文化的な体験などを重視する観点から学校行事の内容について改善を図ること」とされました。

 また、小学校においては「異年齢集団による交流や、自然や社会体験などの体験活動を充実して、それを通して気付いたことを振り返り、まとめたり、発表しあったりするなどの活動を充実するよう工夫することが必要である」と加えられています。

 本校でも、今まさに目白押しの学校行事の季節を迎え、単にイベント感や楽しい体験の時を過ごすという認識ではなく「特別活動」の教育的意義を踏まえ、望ましい集団活動を通してよりよい人間関係を築く時として用いるべく、心して実践して参りたいと思います。

 校長補佐 阿久戸多喜子

学校だより「けやき」第451号より

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