スクールランチ

2015/07/17   先生のことば

スクールランチ 昨年12月に新校舎が完成、本年1月から新校舎での教育活動が始まったのに合わせて、スクールランチ(給食)を導入いたしました。1月から3月までは試験期間でしたが、4月からは本格的に始まりました。

 聖学院小学校は今年で創立55周年を迎えますが、創立以来給食は実施していませんでした。給食をつくる設備が学校にはありませんでしたし、またその設備を作る敷地的な余裕もなかったからです。けれども今回新校舎を建築するに当たり、給食を導入することにいたしました。給食の利点について、皆で同じ物を食べることによって社会生活のマナーを学んだり、偏食を正す効果があるということは広く言われていることです。しかし、私たちは一方でお弁当は、作ってくださるお母さんをはじめとしたご家族と、子どもたちの心を結ぶものだと考えています。そのことの一つの表れが、たとえば母の日にお母さんへの感謝の手紙を書いたとき、多くの子どもが「おかあさん、いつもおいしいお弁当を作ってくれてありがとう。」と書くことからもわかります。ですからすべてスクールランチにすることはしませんでした。

 スクールランチについて子どもたちは様々な感想を持っています。もちろんおいしいと言う子もたくさんいますが、おいしくないという子もいます。今までお母さんの愛情たっぷりの、そして大好きな物が入っていたお弁当に比べれば、時には苦手な物が出ることもあるスクールランチをおいしくない、きらいだという子がいるのは当然です。けれども子どもたちの間にはあきらかに変化が出てきています。「きらいだったものをみんながおいしそうに食べているのを見て、がんばって食べてみたらおいしかった。」「おなじテーブルのお姉さんが少しでいいから食べてごらん、というので食べてみたら食べることができた。」「低学年の子が残さず食べているのに高学年の自分が残すのはよくないと思った。」などの声が聞こえてきます。

 また縦割りのグループで食べることにしたのもとてもよかったと考えています。親しい子どもたちを集めたわけではなく、出席番号で機械的に作ったグループでしたから、最初は会話がぎこちないグループもありました。けれども今では高学年の子どもたちは低学年の手助けをするだけでなく、食事の場を楽しくすることも意識するようになっています。

 まだ始まったばかりですから、メニューの面でも配膳等その他の部分でもまだまだ改善が必要だと考えています。この4月には児童会の委員会活動に「スクールランチ委員会」が新たに加わりました。子どもたちの意見も取り入れながらよりよいスクールランチにしたいと考えています。

 教頭 佐藤 慎

学校だより「けやき」第449号より

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