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&Talk SDGsの見つけ方‐“好き”から始めるSDGs‐

■主体性をもって関わり、対話的に学ぶ聖学院小学校

――小学校でSDGsを意識した学びなどはありますか?

田村 まだ社会経験の少ない子どもたちにとって、世の中とつながっている感覚をもつことは難しいので、小学校ではSDGsという言葉を使って授業をすることはほとんどありません。しかし、今回の学習指導要領の改定に盛り込まれたような主体性を持ってものごとに関わっていくための学びや対話的な学びは以前から重視しています。それが子どもたちの社会課題への関わり方の下地になると思っています。その取り組みとして主に、先生が知識を伝達する受動的な授業だけではなく、アクティブラーニングのように能動的で動きのある授業を行っています。
例えば石原さんが先ほどおっしゃったように「学校の大好きな場所」や「季節を感じる風景」といったテーマで写真を撮って、友だちの意見を聞きながら選んで、その選んだ理由付きで発表するという授業をしたことがあります。この授業のポイントは自分だけではなく、友だちに発表する行為で完結するところです。誰かに対して自分の思いをしっかり伝えられる、知識を得たり技術を向上させるのとは別の学びです。
石原 聖学院小学校では「ほら、できたよ」※3という児童作品展に参加してますよね。
田村 残念ながら今年は出展できなくなりましたが、毎年参加して図工作品を展示しています。東京地区にある私立の小学校が行っている図工の展示会で、聖学院小学校は1~6年生まで全員が作品を作ります。テーマを設けて聖学院の全生徒の作品で完結した一つの作品になるようにしています。全体として眺めても「なるほど」と楽しめますし、児童が家族に「これは僕のだ」と自分の作品を単体でも見せられるように展示しています。
石原 みんなで成し遂げるというのが持続可能な社会に必要な「パートナーシップ」の体験ですよね。

「まだ社会経験の少ない子どもたちにとって、世の中とつながっている感覚をもつことは難しい。でも主体的、対話的な学びが、子どもたちの将来の社会課題への関わり方の下地になると思っています。」と語る田村先生

 

 

 

※3 東京私立初等学校協会主催の東京私立小学校児童作品展。毎年、銀座松屋のイベントホールで開催される図工作品を展示するイベント。

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