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&Talk 聖学院の表現教育-アート-

表現教育で大切にしていること

渡邊 頭の中のイメージを実際に描けたらうれしいことだと思います。その技術を生徒が身につければ、彼女たちは自由に個性を発揮できるようになると思うのです。「どこにもないからあきらめる」のではなく「どこにもないなら作る」、そのような人になってもらえることが理想です。
それにはやはり基礎が大事です。技を教わる中で、いろいろなやり方を経験して自分に合った方法を見つけてほしいです。義務教育が終わると、多くの生徒は美術を終了します。つまり中学の美術教諭は、生徒一人ひとりが美術を学ぶ最後の3年間を任されていることになります。そのことを意識して教壇に立っています。
北野 私は、作ることに食わず嫌いにならず、とにかくやってみて欲しいです。苦手でもいいからやってみると意外と形ができることがありますし、味のある作品になることもあります。完璧を求めるより味のある作品の方が私は素敵だと思っています。それをわかって欲しくて「完璧じゃなくていいよ」というメッセージをいつも送り続けています。完璧じゃなくてもゼロからイチを作り出した経験はとても大事だと思います。
 自分自身と自分自身が作り出したものを小学校のときは好きであってほしいです。たぶん小さいときって思い描いたものがいっぱいあって、上手く描けても描けなくてもどんどん描きたいものが湧き出てくるんだと思います。でも成長とともに上手く描けたかどうかっていう基準が加わっちゃって、描きたいものとか作りたいものが乏しくなっていく。それでも自分が生み出したものを好きでいてほしいと思ってます。
よく自分の小さい頃の絵を親が取っておいてくれることがありますよね。そういうのを後から見ると、自分の描いたものが好きだった頃を思い出せると思うんです。だから小学校時代の作品を、本人だけじゃなくて、親子で大切にしてほしいです。それは自分が何かを大切にしたことの証になるんじゃないかと私は思います。
渡邊 生徒一人ひとりの美術の作品を中1から中3まで取っておいて、中3の送別会にまとめて返すようにしてます。なぜかというと、一個一個返すと…。
 捨てちゃうでしょ。だけど親がこっそり取っておいたり、写真に残してたりしますよね。それで子どもが後から自分の作品が見たいと言って…。
渡邊 そう、ちょっと距離を置くと懐かしくなるんですよね。
 たぶん自分自身もそのときはそんなに思い入れはないっていうか、そんなにその作品が好きだったわけではないんでしょうけど。
渡邊 3年間の作品を1つのファイルにまとめてドーンと。
 でも先生取っておくって大変じゃないですか?
渡邊 倉庫がありますから。
 取っておく先生の労力、エネルギーがすごい。
渡邊 義務教育ラストなので、ラストの3年間の記録です。

 

 

 

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