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&Talk 聖学院の表現教育-アート-

図工や美術は楽しさ、自分らしさを知るための授業

 普段から大きな教育目標を意識しているわけではありませんが、一つ思うことは、たとえ不得意でもとにかく図工や美術を「嫌い」にはならないで欲しいということです。得意な子どもでもクリエイティブな仕事に就くとは限りません。だから一生のうちのどこかで、ものづくりやアートを楽しめることの方が大事かなと思ってます。例えば、家具や食器を一つ選ぶにしても楽しんで選べれば人生は豊かになります。小学校では極力楽しみながら技術を身につけて、中学校に送り出してあげたいです。
北野 自分らしさみたいなものを見つける機会になると、より良いと思います。題材が同じでもまるっきり同じ作品はできませんよね。色を選ぶ事もそうですし、構図もそうですし、友だちと見比べたときに「自分らしさってこんな感じなのかな」と、ふんわりで良いので感じてもらえたら良いなと思います。友だちにも『らしさ』があって、その『らしさ』をお互い大切に出来る、授業を通じてそういう基礎ができたら素晴らしいですね。
 私が子どもの頃の図工の授業は正解があって「こういう風に描かなければいけない」とか「ここまで仕上げなければいけない」という時代でした。それが徐々に北野先生が言ったようなそれぞれの個性を認めるという形に変わってきたと思います。
渡邊 確かに美術は苦手になりやすい教科ですね。中学では入学した時点ですでに「絵を描くのが苦手」という生徒が多いです。
 小学1年生だと自分の絵がすべてじゃないですか。楽しんで描いて、どんな風に描いても皆がほめる。それが学年が上がってくると、技術が伴わなくなってきてめげるのかもしれません(笑)
渡邊 美術は人と答えが違っていることに、喜びと自信を持って良い唯一の教科だと思っています。ですから、中学1年生の授業では「違いを楽しもう」と教えます。例えば入学して最初に描く「つぶれた缶」では、まず缶を木槌で好みの形につぶしてから描かせます。こうすると隣の人がたまたま同じ缶を持ってきて描いていても気にならず、絵に集中することができます。また評価は作品全体で判断するのではなく、色が金属のように見える表現ができているか、ゆがんだ商品名を見えた通り描けているか、などの課題をクリアしていくことで加点しています。自分が描いたものに成績がつくというのは、生徒によっては辛いことですので、やり遂げられた部分をそれぞれ加点し評価しています。

 

「作品を通じて自分らしさ、みたいなものを見つけて欲しいです。友だちにも『らしさ』があって、その『らしさ』をお互い大切に出来たら素晴らしいですね」と語る北野先生

 

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