お知らせ

  • TOPICS
  • 各校情報
  • 女子聖学院中高

活躍ファイル#05 女子聖学院中高 Y.Tさん

聖学院NEWS LETTER No.273

女子聖学院高等学校 1年(2019年3月現在)

 


誰もが自分の望むことに挑戦できる社会を作りたい


女子聖学院高等学校の英語スピーチコンテスト

女子聖学院高等学校では毎年、英語スピーチコンテストが行われています。英語スピーチコンテストは、30年以上の歴史のある、国際理解と英語とことばの教育に力を入れる女子聖学院を象徴する行事の一つです。参加者は高校生徒全員。生徒は春休み中にオリジナルの英語のスピーチ原稿を書いて提出します。提出された原稿の中から優秀な作品が選ばれ、さらに発音や暗誦での選考が行われ、最終的に各学年から3名ずつ、合計9名の出場者によって決勝大会が行われます。決勝大会の開催は毎年7月、準備から数えると4ヵ月間をかけた一大イベントです。

2018年 英語スピーチコンテスト優勝者Y.Tさん

「Gender Discrimination」というタイトルでスピーチをして、2018年 英語スピーチコンテストで見事、優勝者となった高校1年生のY.Tさん。NEWSLETTER「在校生の活躍」3月号の掲載のために、現在ニューヨークにいるY.TさんにSkypeで取材させていただきました。

―女子聖学院は中学ではレシテーションコンテストがあります。レシテーションコンテストと英語スピーチコンテストで4年間コンテストを経験されていますが、感想を少しお聞かせいただけますか?

レシテーションコンテストは学年別に優勝者が決定されますが、私は中学2年生の時にキング牧師がテーマの英文を暗誦し、優勝することができました。レシテーションコンテストはいくつかある英文から選択をして暗誦するので、表現力が鍵となりますが、英語スピーチコンテストは内容が重要です。英語スピーチコンテストには「THE PEACE MAKER」という全体のテーマがあります。スピーチを通して、他の生徒の平和に向けての様々な意見を聞けることがたいへん勉強になりました。

―2018年に優勝したY.Tさんのスピーチの内容を教えてください。

私はヒラリー・クリントン氏の敗北宣言に感銘を受けたので、その演説の中から「ガラスの天井」の言葉や、小さい女の子たちへのエールを引用して、性別が原因で女性の活躍の幅が狭められてしまう社会を変えていきたいという思いを語りました。

―Y.Tさんは、ジェンダーや人種や宗教など、差別問題に一貫した興味を持たれていますが、そのキッカケは何だったのでしょうか?

実はまさに、ヒラリー・クリントン氏のスピーチを、ディクテーション(英語の書き取り)の練習のためにYouTubeで見たことがキッカケでした。人間には性別や人種、あるいは宗教などに囚われずに、やりたいことに挑戦する権利があることを強く思いました。

現在はニューヨークのオールデン・セントラル・ハイスクールに交換留学中

―現在、Y.Tさんは、公益財団法人AFS日本協会のプログラムで、ニューヨークのオールデン・セントラル・ハイスクールに11ヶ月間の交換留学中ですが、ハイスクールではどのようなことを学ばれていますか?

ハイスクールでは、アメリカ史、スピーチ、リーダーシップ、地学、コンピュータアプリケーション、体育などの授業を受けています。中でも特に興味深く感じているのはアメリカ史の授業で、南北戦争のことを詳しく学んだり、日本史では学べない奴隷制のことなどを学んだり、アメリカで学ぶからこそ学べる内容があると思います。歴史はどこで学ぶかによって視点が変わり、内容が変わってくるのだと思いました。アメリカの人たちは愛国心が強く、自分たちの歴史に誇りを持っていることを、授業を通して強く感じています。
また、留学生が私ひとりなので、学校中から興味を持ってもらえて、日本に関する質問をたくさん受け、嬉しいです。

――ニューヨークでの住まいはどちらですか?

ニューヨーク州バッファロー市の郊外で、ナイアガラ川近くの、私より年下の娘さんが二人いる家庭にホームステイさせてもらっています。私は兄弟がいないので、妹ができたようで、とても楽しく毎日を過ごしています。妹たちを含め家族みんなが日本のアニメやジブリ作品を大好きなんですよ。

――留学中の印象的な出来事を教えてください。

学校や教会で開催されるダンスパーティーがとても楽しいです。
また、ハイスクールではミュージカルクラブの活動に参加しています。11月と2月に公演があり、私も出演しました。11月の公演は「AIRLINE」。私はロックスターの役で、レディガガの曲をピアノで弾いて登場しました。観客のみなさんは私が本当にピアノを弾いているとは思わなかったみたいです。2月の公演は「メリー・ポピンズ」でタップダンスやワイヤーで吊って空を飛ぶシーンまである本格的なミュージカルだったの地元のテレビ局が取材にきました。その取材は生放送で、朝の3時に集合して準備をしました。とてもたいへんでしたけど、クラブのみんなとの大切な思い出となりました。番組はYouTubeで観ることができますよ。

―あと4ヵ月ほどで日本に帰る日がきますが、留学中にやりたいこと、また日本に帰ってからやりたいことはありますか?

留学中にしたいことは、ジェンダー平等に関するボランティアへの参加です。身近にそうした団体を見つけられずにいたのですが、最近SNSで候補となる団体を見つけました。

日本に帰ってからは、英語力の向上に努めることはもちろんですが、ジェンダー平等の夢に向かって様々な人と交流し視野を広げたいと思っています。
アメリカはインターナショナルウイメンズデーの認知度が高く、SNSでは600万件のポストがありました。ティーンの間で人気のあるラテン系のタレントは「どのような個性を持つ女の人でも、あなたは強く、美しく、感謝される存在です」とポストしていました。
私も、女性はあるがままの姿で尊重され、強い存在であると発信していきたいと思っています。

誰もが自分の望むことに挑戦できる社会を作りたい

―最後に将来のご自身の夢や目標を英語で語ってください。

Hello from America
In the future, I want to work at the UN WOMEN and make the society not to be a slave of stereotypes about genders, religions or races but anyone can try whatever they wanted. By drawing on my experiences in the US, I will endeavor to make the society everyone can live happier and more comfortable.
(皆さまこんにちは。私は将来、UN ウイメンで働き、性別や宗教、人種に関する固定概念に囚われず、だれもが自分の望むことに挑戦できる社会を作りたいです。社会が、皆がもっと幸せで快適に暮らせるよう、わたしはアメリカ留学での経験を活かして、努力したいと思います。)

―楽しいお話をありがとうございました。ますますのご活躍を期待しています。

※学校法人聖学院はグローバル・コンパクトに署名・加入、SDGsをめざした活動を行っています。
※SDGs…2030年までの実現をめざし掲げられた、17の目標と169のターゲットからなる「持続可能な開発目標」

 


 

ページの先頭へ