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チャイルドサポーター制度_プロジェクトで、描くミライ。/聖学院小学校 FOCUS

 

小学校2階、靴箱の前には「チャイルドサポーター」のコーナーがあります。
離れた場所にいる「もう一人の友だち」の写真が、毎年貼り重ねられていき、児童は自分と共に成長していることを実感できます。

 

支援とは一方的な関係ではなく、絆をもつということ

聖学院小学校の児童は、自分の誕生月に「誕生日献金」を献げています。自分の誕生を祝ってもらうだけではなく自らも生まれたことに感謝して献金をしています。その献金は日本国際飢餓対策機構のチャイルドサポーター制度に寄付されています。

チャイルドサポーター制度は、寄付を募って、飢餓や貧困で教育環境が整わない子どもたちに基礎的な教育や就業支援などを行って、地域社会のリーダーとして成長できるようにする取り組みです。寄付には、特定の子どもへの里親的な支援と、活動全体を支えるための支援の2種類があります。聖学院小学校の「誕生日献金」は特定の子どもを支えるために使われています。また、学校全体でまとめて寄付するのではなく、「この学年の『もう一人の友だち』を支える」というスタンスで、学年ごとに同じ年の子どもをサポートしています。児童と「もう一人の友だち」が一緒に成長しますし、手紙と写真も送られてくるので、児童は実在する友だちとして意識しやすくなります。「もう一人の友だち」や、その子を取り巻く環境に対する児童の関心も高まります。

この取り組みは、この制度を知っていた相浦智先生が提案し、2016年の4月から実施されました。その最初の年、4年生の「もう一人の友だち」がデング熱で亡くなるという悲しいことが起こりました。日本だったら助かった病気です。教員たちは話し合いの結果、事実から逃げないという姿勢を貫くことに決め、児童にこのことを告げました。児童の中には涙する子もいたそうです。「心がえぐられるような出来事でした。しかしこのことを通して支援とは一方的な関係ではなく、絆を持つということだと知りました」。相浦先生は、今でも大切に保管しているその子の写真を見ながら話してくれました。

チャイルドサポーター制度は支援先の子どもが18歳になるまで続きます。そのことも考慮して「誕生日献金」から寄付しているので、児童の卒業後も寄付が途切れることはありません。聖学院フェア等で小学校を訪れた卒業生が、支援先の子どものその後の写真を見て寄付していくこともあるそうです。児童と「もう一人の友だち」との間には、しっかりと絆ができています。


相浦智先生

 

収穫感謝の礼拝で聞く現地の様子

収穫感謝の礼拝では、毎年、日本国際飢餓対策機構の職員の方を招いて世界の子どもたちの現状を話していただきます。飢餓や貧困に見舞われている現地を実際に見てきた方々の言葉なので、児童もよりリアリティをもって受け止めます。また聖学院フェアでは同機構宛の募金が行われており、その寄付金がこの日、職員の方に手渡されます。

聖学院フェアでの募金の様子(2018年度撮影)
この寄付は活動全体を支えるための支援として使われます。

 

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