お知らせ

  • TOPICS
  • 各校情報
  • 女子聖学院中高

理科見学/女子聖学院中学校・高等学校FOCUS


写真:動物園の講義室で骨格標本と糞の観察。草食動物と肉食動物で骨格の働きと、糞がどう違うかを見比べます。

知っていることも、実際に見ると驚きがある
そこに観察の意味がある

女子聖学院中高には、理科に関する施設を見に行く理科見学という学習があります。中学1年生と高校2年生は生物の観察を目的として動物園に行きます。ただ動物を見るということではなく、観察するテーマがあり、対象となる動物が決まっています。観察しながら記入するワークシートがあり、観察した後には講義室で動物解説員の方から講義を受けます。学習の道筋がきちんと設定された見学です。理科見学が行われる11月頃といえば、中学1年生は授業で生き物の体のつくり、肉食動物と草食動物の違いを学んでいる時期であり、食性と骨格が見学のテーマになることが多いそうです。一方、高校2年生は、生息地と骨格との関係がよくテーマになるといいます。
中学生は草食動物と肉食動物を観察した後、講義室でそれぞれの動物の糞を見ます。その際、肉食動物の糞があまりに臭いので生徒から悲鳴が上がるそうです。餌によって匂いに大きく違いがでることを体感できます。生徒にとっては強烈に記憶に残る体験です。

ペンギンの標本に触らせてもらった際には、ペンギンが鳥だとわかっていながらも、羽毛で覆われていることをあらためて確認し、驚いたと高校2年生を担当された鷲澤結実先生。
中学1年生を担当する松尾知実先生は「生徒は動物がどう歯を使っているのか場所ごとにどう体の特性をいかしているのか、動物の近くでじっくり観察したことはありません。実際に見ることは、知識としてぼんやり知ってたことをより鮮明にしますし、またそこに驚きがあります。この理科見学を通して、見ることの大切さを実感し、同時に自分でもいろいろなことに気づけることを知ってほしいです。それが興味と自信につながっていきます」と語ります。鷲澤先生は「じっくり見た上で比較し、共通点と相違点を見つけ出したり、それらの理由を考えてほしいです。そういうものの見方が身につけば、他の学びや生活の中でも自分で問いを立てて答えを導き出せるようになります」と話します。理科見学のお話を聞いて、観察することは、興味関心につながる学びの重要な出発地点であるとあらためて気づかされました。

 

写真左:松尾知実先生  写真右:鷲澤結実先生
 

その他の学年の理科見学
中学3年生と高校1年生は国立科学博物館や水処理センターなどの施設に行きます。生物以外の物理、化学、地学などに関するものを観察、体験して学びます。学年ごとに様々な理科の興味が引き出せるよう工夫されています。

ページの先頭へ