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生活科、総合的な学習の時間とワークショップ_ 聖学院の探究学習【理科】/聖学院小学校 FOCUS

 

ワークショップの様子。友だち同士で意見を出し合い、学び合い、教え合いを進めています。[2018年に撮影]

 

子どもたちの興味関心を受け入れ、どんどん広げていくことが大切

小学校の1・2年生は、生活科において理科と社会を合わせて学びます。身近な地域や生き物から子どもたちが興味や気づきを得る、探究の入り口となる授業です。聖学院小学校では生活科において、ワークショップ的な学びを取り入れています。例えばタンポポを観察する授業。教員が「タンポポには花びらが何枚ある?」と問いをたて、実際にタンポポを見てくることを促します。見てきた児童は「百何枚ありました」「僕が見たのは99枚」など、それぞれ観察した結果を報告します。そして数が違うことで子どもたちの間に対話と問いが生まれ、タンポポへの興味関心を得る機会となります。また教員が「タンポポは根がとても長い」など別の情報を与えると、子どもたちは好奇心を刺激され、どんどん自分で調べるようになります。「人が見たからその通りということではなくて、自分でも実際に見に行って調べることを重視しています。子どもの興味の視野はまだ狭いので、まずは興味関心を広げてあげること、そして楽しい、面白いと感じてもらうことが小学校では大切です」と話されるのは、かつて理科専科も経験された教務主任の木越憲輝先生。

聖学院小学校では教員が年に2~3回、授業研究会を開いて、学習指導要領改訂以前からワークショップの活用に取り組んできました。生活科や総合的な学習の時間が始まった頃は、教師自身が熱量をもってできることを通じて子どもたちの興味につなげる発想だったそうです。そこからディベートやスピーチ、身体表現を取り入れてみたり、様々な試みを経て、ワークショップ型が定着しました。今では「自立した学び手」を目標に、子どもたちの学び合い、教え合いを推進しています。植物の観察においても、子どもたちがどんどん発言できる環境を作ることで一人では気づけなかったところまで興味関心を広げることができます。

木越先生は「これらの学びを通し、自らの気づきを大切にしながら、自分がどういう人間で何が好きなのかを理解し、かつ他人の意見も聞き入れられる人になってほしいです。そうすれば中学・高校で社会課題やSDGsに取り組む際も自分の賜物を軸に、より深く探究できると思います」と語ります。聖学院小学校では、子どもたちのその後の成長も見据え、教員が日々研鑽しています。

 

実験道具から興味を広げる

子どもたちは新しい道具が大好きです。理科は様々な道具を使うため、顕微鏡一つとってもそこから興味を広げられます。もちろん道具なので学習の目的ではありませんが、理科は中学、高校と同じ題材を繰り返し学びます。
木越先生は「小学校の段階では完璧な理解を求めるより興味を持たせてそのテーマを記憶に残すことが大事です。それが後々、そのテーマへの探究につながります」と話します。

木越憲輝先生
現在4年生を担任しながら、小学校全体の授業や学習に関わる教務主任を務めている。
これまでに、3年生から6年生までの理科専科や、1、2年生の担任時には理科の前段階にあたる「生活科」など、様々な学年や授業を経験している。

 

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