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& Talk_聖学院教育の探究学習【理科】

■〝楽しい〟だけでは深まらない振り返りが学びの質を上げる

――発達段階が上がり、知識の部分が増えると理科を苦手と感じる子も出てきます。理科を好きでい続けるためには何が必要だと思いますか? 

 

佐藤 学ぶ理由が不明瞭なまま植物の名前を全部覚えるとか分類するなど、知識を情報として与えてしまうと子どもたちは学ぶ意味を感じられないのだと思います。知識も、元々は誰かの問いから始まっているので、答えに至るまでのストーリーがあります。つまり探究的な見方、考え方の完成品が知識なので、時間の制限はありますが可能な限りそのストーリーも含めて伝えることが大切だと思います。

松尾 子どもたちにはずっと楽しいと思っていてほしいですよね。

続橋 今教員になって子どもたちを見ていると、小学校の頃にこれだけ探究心を持って学べるのはとても貴重なことだと思います。私が小学生の時はそこまで探究という視点で勉強していなかったと思うので、今の時期に思う存分やってほしいです。

佐藤 〝楽しい〟からスタートして、ではなぜそのままのモチベーションが中学高校と続かないのかを考えた時に、小学校高学年~中学2年あたりで描写の質を上げていく必要があるのではないかと思ったことがあります。なぜ楽しいのか、どこが面白いのかを表現できないと、楽しさも深まってこないし広がりません。今、教育現場でリフレクション(振り返り)という言葉をよく耳にします。生徒が感じたこと、気づいたことをそのままにせず言語化することで定着させたり新しい気づきを得る手法です。他教科においてもそうですが、探究においても自分が感じた「楽しい」を言語化し、深化させることが大切だと思います。そのためにも継続性、小学校と中学校が連携していくことにはとても意義があると感じています。

松尾 中学1年生に夏休みの宿題で自由研究を課すときに、好きなことについて調べるだけではなく、例えば問いをたてるなど、自分が今までに身につけた知識の活用を促しています。そして夏休み明けに、クラス全員が提出したレポートを回し読みします。そうすると、知識が活用できている他の生徒のレポート、描写がしっかりできているレポートと自分のレポートの違いに注目するようになります。自分のレポートを客観的に見ることになり、それがいわば自分の作ったものに対する振り返りになっているのかなと思います。

女子聖学院中学校の理科の授業。イカの解剖。カメラで撮影しているので生徒はモニターで見ることもできます。

 

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