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【プレスリリース】タイ研修旅行レポート集『十年間の最初の日』発行 ― 社会課題から改めて問う“幸福とは何か”―

社会課題から改めて問う、”幸福とは何か”

 

取材先/伊藤 豊
聖学院中学校・高等学校教頭

●聖学院中学校・高等学校国語科、教育統括部長、テニス部顧問。1968年横浜市生まれ。立教大学文学部卒業。カリキュラムポリシーメンバーと共に、ポリシーと授業、体験学習を紐づける仕組みを構築中。2010年より「タイ研修旅行」を担当し、事前・事後学習プログラムの作成、引率、レポート集の発行などを行っている。

 


 

聖学院中学校・高等学校(東京都北区、校長=角田秀明 以下、聖学院中高)は、94日(金)にタイ研修旅行参加者によるレポート集『十年間の最初の日』を発行しました。2019年で30回目となるタイ研修旅行に参加した中3〜高2まで32名の生徒が、各自の体験を元に3,000字のレポートを作成。生徒一人ひとりの日常の課題、関心から社会課題を見つめ直すというアプローチを通して、約200ページに及ぶ冊子が完成しました。本レポート販売(300冊限定)の売上金は、タイ関係施設に寄付されます。

■聖学院とタイ研修旅行

タイ北部の国境付近は山岳地帯で、少数民族が独自の文化を継承しながら暮らしています。しかしながら、今も様々な理由で国籍を持てない人々が多くいます。無国籍の問題は人身売買や貧困の連鎖といった社会不安につながっています。2018年に起こったタイ北部の洞窟遭難事故では、救出された少年ら13人のうち4人が山岳民族出身、無国籍であることが報道され注目を集めました。SDGsの掲げる「誰一人取り残されない世界の実現」という観点からも、現代に投げかけられている課題の一つです。

そのような背景の中、SDGsという言葉が使われるずっと前から、タイ山岳民族を支援したいと願うピパット・チャイスリン氏(故人)の夢に共感したのが戸邉治朗(前聖学院中学校・高等学校校長)教諭でした。1992年に子どもたちの生活を保護するための「メーコックファーム・プロジェクト」を立ち上げ、退職された今も聖学院とメーコックファームの子どもたちを繋いでいます。タイ研修旅行に参加する生徒たちは、現地の学校との交流や、山岳民族の村での宿泊を通して教科書では学ぶことのできない経験を重ねます。

 

■社会課題をどのように“自分ゴト化”するか
タイ研修旅行では、事前学習で仮説を立て、研修旅行で現地を体験し、事後学習で検証します。2018年度実施のタイ研修旅行レポートの目標は“社会課題の自分ゴト化”でした。そこで、「社会課題」という大きなテーマを自分の側に引き寄せるための学びを実施。結果として、レポートには「経済」「国籍」「麻薬」「ゴミ問題」「LGBT」「ジェンダー」といったSDGsに関わるテーマが多く取り上げられました。20219年度は更に”自分ゴト化”を深めるため、前年とは逆に身近にある興味や問題を入り口とし、社会課題という大きなテーマに結びつけるアプローチを採用。結果として、これまでの傾向に加えて「幸福」をテーマに選ぶ生徒が増加しました。現地に生きる人々の笑顔や暮らしに触れた生徒たちは、特定の国の「社会課題」を考えるというフレームを超えて、社会課題の中で希求する幸福のあり方を問いました。

 

■レポート集概要
2019年度タイ研修旅行参加者レポート『十年間の最初の日』
【発行人】 聖学院中学校・高等学校 校長 角田 秀明
【編集人】 伊藤 豊
【頁 数】 200頁
【発行日】 2020年9月4日
【印 刷】 株式会社 新生社

▼『十年間の最初の日』購入に関する問い合わせ先
聖学院中学校・高等学校/伊藤 豊
TEL: 03-3917-1121
FAX: 03-3917-1438
タイ研修旅行レポート集(1000円/1冊)の売上は全てタイ関係
施設に寄付されます。

 

【関連サイト】
聖学院中学校・高等学校生徒によるタイ研修旅行レポート集『南北回廊を北上せよ』を発行~社会課題を公平・公正に見るための視点を育成するスタディツアー~(2019.09.18)
https://www.u-presscenter.jp/article/post-42260.html

第30回 聖学院中学校・高等学校タイ研修旅行「ジブンゴトを社会課題化する」12月19日出発 山岳少数民族の生活体験など13日間の異文化交流・地域探究活動(2019.12.13)
https://www.u-presscenter.jp/article/post-42866.html


【プレスリリース】タイ研修旅行レポート集『十年間の最初の日』発行 ― 社会課題から改めて問う“幸福とは何か”―

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