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FOCUS_ダイバーシティ「児童学」

聖学院NEWS LETTER No.273

聖学院大学 FOCUS「ダイバーシティ」

児童学科授業

 


教養がますます問われる児童学


児童学科では、幼稚園教諭一種免許状を取得する学生向けの最終科目で「もしも、クラスに日本語の分からない外国人の子が途中入園することになったら?」という授業を行いました。くじ引きで、国ごとに2~3人のグループを作り、その国のことを調べた後、自分が幼稚園の担任だったら途中入園してくるその国の子どもをクラスの子どもたちにどう紹介するかを考え、模擬保育をします。設定されている国は、中国、ブラジル、フィリピンなど日本に5歳以下の子どもが多い10ヵ国です。

近年、日本の幼稚園・保育所・小学校に通う外国につながる子どもは非常に多く、クラスの1/3が外国人というケースもあります。そのため外国人の子どもの途中入園のケースは珍しくありませんし、入園してからその国のことを調べたのでは間に合いません。人数が多い国のことはある程度事前に知っておく必要があります。この演習では体験するだけではなく、入園してくる可能性が高い国の情報をシェアし、知識を蓄えることも目指しています。

実際の幼稚園では外国につながる子どもに対する日本人の子どもたちの反応も様々。肌の色の違いなどを「お顔の色、何色? 違うね」「今なんて言ったの?」と問いとしてフラットに話しかける子もいれば、距離を取る子もいます。違いに対する距離が拒絶になってしまうこともあります。「入園時に外国の子どもの文化やバックボーンを紹介しておくことが大切です。」と佐藤千瀬先生。

外国につながる5歳以下の子どもはこれからも増える傾向にあります。この状況に対応するには、最新の教育論にアンテナを張り、文化や言語、経済などの幅広い教養を身に付けることで異文化への理解が深まります。児童学を大学で学ぶ必要性がますます高まるのではないでしょうか。

国旗のくじ引きでグループ分けをします

 

グループでその国について調べて知識を共有

 


学習へのアプローチも変わる

小学校2年生の算数ですが、アメリカで出題されると写真のようになります計算以前に英語はもちろん通貨の知識も必要になります。これを考慮にいれないと、どこでつまずいているのか見つからない可能性もあります。

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