準備や練習の過程も大切に

2014/12/01   先生のことば

kinda_kotoba004いよいよ明日は聖学院幼稚園のクリスマス会です。子どもたちはクリスマス会に向けて、一生懸命準備してきました。ですから子どもたちには本番でも力を発揮してほしいと願っています。それは子どもたちが練習の成果を充分に発揮し、自分でも満足のいく発表ができたらそれは大きな自信につながると思うからです。そして発表である以上は、観て下さる方に喜んでいただくことも大切です。

 

 けれども、忘れてはならないのは準備や練習の過程もとても大切だと言うことです。年長組の子どもたちは毎年クリスマス会でページェント(キリスト降誕劇)を演じます。担任は11月後半になると、子どもたちの心がクリスマスに向かうように、準備を始めます。礼拝でクリスマスの話をするのはもちろんですが、今までのクリスマス会のDVDを見せることもあります。そして11月の末にはページェントの配役を決めます。年によって決め方には違いがありますが、決め方も子どもたちに意見を出してもらいます。今年は希望者の多い役はくじ引きで決めました。ですから全員が希望の役につけるわけではありません。希望の役につけなかった子はその時点で少し気持ちが落ち込みます。また、希望の役につけたものの、不安な気持ちが起こってきて、「やはりやめようか」と思う子もいるのです。また、練習の過程でもいろいろなことが起こります。昨日までは順調だったのに急にせりふが出てこないなどということは当たり前のように起こります。そのようなことが起こるのは大人にもあることですし、もちろん教師達にとっては想定内ですが、当事者の子どもにとっては台詞が出てこないことは一大事です。当然、不安になったり、プレッシャーを感じたりします。

 

 もちろん聖学院幼稚園では練習も子どもたちにとって楽しいものであるべきだと考えています。練習という言葉は子どもたちに対してはあまり使いませんし、ほめること、はげますことを大切にしながら、練習を進めています。ですから今年も子どもたちは楽しく、しかし一生懸命練習していました。それでも、不安、プレッシャー、挫折を感じることはあるのです。けれどもその不安、プレッシャー、挫折もまた大切です。それを乗り越えたという満足感や充実感、家族や友だち、先生に応援され、支えられたという経験が心の成長につながるからです。もちろんそれは全ての学年に共通して言えることです。ですから、ご家族の方が子どもたちに感想を伝えたり、ほめてあげる時には、当日の出来だけをとらえるのではなく、当日までの過程をも含めての言葉にしていただきたいのです。それがまた子どもたちの自信につながるからです。

 

 明日のクリスマス会が子どもたちにとって、そしてご家族の方にとっても楽しく、思い出に残るものになることを心より願っています。

 

園長 佐藤 慎

月別アーカイブ

sub_blogside
ページのトップへ戻る