聖学院100周年記念
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100周年記念について
聖学院100周年とディサプルス教会宣教120周年

学院100年を記念して今後新しい日米関係を築くために、学校法人聖学院を代表として、学長、校長5名が2004年5月25日〜6月3日、訪米しました。その報告をします。

訪米ミッションの目的

小倉義明・学校法人聖学院副院長(女子聖学院中高校長)を団長とする訪米ミッションが5月25日から6月3日まで聖学院ゆかりのアメリカ各地を訪問した。訪問団は、小倉副院長、峰田将・聖学院中高校長、大野碧・聖学院幼稚園園長、聖学院小学校校長、阿久戸光晴・聖学院大学学長、W・G・クレーラ国際センター所長の5名。

ミッションの目的は、学校法人聖学院の創立100周年にあたり、創立以来人的・財政的に多くの支援してもらった米国ディサイプルス教会(本部・インディアナ州インディアナポリス市)と関係者に対して、感謝を言い表し、併せて学校法人の現況を報告すること。また、150年間にわたってアメリカの諸教派と日本の教会との関係を築いてきたJNAC(Japan North‐American Council)が解散することになったが、聖学院はそれを重大な出来事と考え、次の時代の新しい関係(パートナーシップ)作りの可能性を探ることも託された。

この二つの大きな目的にあわせて、聖学院アトランタ国際学校(略称セインツ、ジョージア州アトランタ市)を訪問し、教職員を激励すること、姉妹校リンチバーグ大学(ヴァージニア州リンチバーク市)と提携校ラグレンジ大学(ジョージア州ラグレンジ市)を訪問し、友好関係を確認し、その強化を図ること、男子、女子聖学院中学高等学校の開設者、H・H・ガイ博士及びバーサ・F・クローソン女史が最晩年を送られた施設や墓地等が不詳であるので、この機会に調査し、訪問する(ガイ先生がカリフォルニア州サンフランシスコ市、クローソン先生がカリフォルニア州ロスアンジェルス市)ことなど多くのミッションが託された。西海岸から東海岸まで広範囲の訪問であったため二陣に分かれて途中で合流するという精力的な訪問となった。

ディサイプルス本部訪問

 5月27日にミッション団にセインツ校のエイハーンみな子副校長が加わってディサイプル本部のジェームス副会長を訪問し、今回のミッションの目的をまとめた「米国ディサイプル教会への挨拶状」を渡した。ジェームス氏は目的をよく理解されたようであった。その後、女子聖学院で宣教師として英語を教えておられたエジャトン先生と卒業生で女子聖学院でも教えておられた前田伊都子先生と歓談。

ガイ先生、クローソン先生ゆかりの地を訪問

 これに先立ち、5月25日、男子聖学院の峰田校長とクレーラ所長はガイ先生の晩年の消息を尋ねてサンフランシスコ市を訪問。葬儀が行われて教会及び日本から帰国後に教鞭を執っていた神学校を訪ねて手がかりを探した。いくつかの足跡はわかったが、不明な部分も多く、さらなる調査を依頼してサンフランシスコ市を離れた。その後、依頼していたところからクレーラ所長のもとに新たな消息を知らせる手紙が届き、今回の訪問調査が実ることになった。  一方、小倉、大野両校長はクローソン先生の終焉の地、ロスアンジェルス市を訪問。晩年を過ごされたカリフォルニア・クリスチャンホームを訪ねた後、墓参し、祈りのうちに聖学院の今を報告した。

セインツ視察

 28日から30日まではセインツ校を訪問。現在セインツは全校をあげて熱心にバイリンガル教育に取り組んでいるが、その様子を中心に教育の現状、施設の状態などを細かに視察した。また、各校の校長が一同に集まったことから、セインツ卒業生・転校生の受け入れや聖学院大学児童学科がセインツの幼稚部で保育を体験する「海外研修」の提携など実質的な話し合われた。29日夕にはセインツ校職員および家族を招待して激励会ディナーを開いた。

ケンタッキー州、ヴァージニア州訪問

 31日には小倉副院長、阿久戸学長、クレーラ所長がケンタッキー州レキシントン市にかつて宣教師として聖学院に来られ、在職中に逝去されたダグラス・P・マイケル宣教師の未亡人ブランカ・ウォードさんを訪ね、「マイケル奨学金」の今後の生かし方について話し合った。訪問後、ディサイプル教会の発祥の地、Cane Ridge Preservation Project記念館を訪れた。

6月1日には小倉副院長、阿久戸学長がヴァージニア州のリンチバーク大学を訪問。ガレン学長から熱心な大学の説明を受けた。折りしもリンチバーク大学も創立100周年を迎えており、さまざまな取り組みに大いに刺激を受けた。  多くの成果を得るとともにと今後への種まきを終えて、6月3日に最後まで残った小倉校長、阿久戸学長が帰国し、今回の訪米ミッションは終了した。

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ディサイプルス本部を訪問(インディアナポリス)


女子聖学院の創立者、バーサ・F・クローソン先生の墓(ロスアンジェルス)


セインツ視察では、大野碧園長が聖学院幼稚園からプレゼントを贈呈