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学校だより「けやき」第394号 (2010.07.05発行)

新たな一歩のために

けやき第394号  長く準備を続けてきた創立50周年記念行事を無事終えることができました。6月26日の午前中に行われた記念式典には大木理事長先生、小倉院長先生を初めとして聖学院各校の先生方、旧教職員の方々、卒業生の方々などたくさんおお客様がご出席くださり、全校児童、保護者、教職員と共に50年の歩みを神様が守り導いて下さったことを感謝し礼拝をささげました。また午後の祝賀会には北区区長、都内私立小学校の校長先生方を初めとしてご来賓の方々、聖学院各校の先生方、後援会員、同窓会員、保護者、児童合わせて約600名が出席し、皆で創立50周年を祝うことができました。保護者の皆様のご協力に心より御礼申し上げます。

 私たちは創立50周年の準備を続ける中で、今更ながら聖小の50年のあゆみが多くの方々の働きと祈りによってささえられてきたことを痛感しました。聖小の生みの母とも言うべき女子聖学院、そして代々の校長先生初め旧教職員の方々への感謝を忘れることはできません。しかし、学校は児童がいなければ成り立ちません。働き人がいても児童がいなければ学校ではないからです。創立以来今日まで、2009年度末現在の卒業生総数3320名と2010年度の在校生491名が聖学院小学校で学んできました。そう考えますと、聖学院小学校を選び、大切なお子様を託してくださった約3000にも及ぶご家庭なくしては、聖学院小学校が50年ものあいだ歩み続けることはできなかったわけです。そしてそのご家庭の信託に応えることができたのか、できているのか、巣立っていった一人ひとりと在校生一人ひとりに最善の教育を提供することができたのか、できているのか、創立50周年というひとつの節目を迎えて、私たちは今までの歩みをきちんと振り返る必要があると考えています。真の意味での新たな歩みはきちんとした振り返りがなされることが前提だと考えるからです。

 皆様すでにご承知のことと思いますが、2011年度から小学校学習指導要領が改訂になります。またそれに伴い、教科書もかわります。今回の学習指導要領の改訂はゆとり教育以前に戻ったと言われ、学習内容は大幅に増えます。新学習指導要領の目指すものをひと言で言うなら「社会で自立するための基礎知識とそれを活用する力を身につけるさせること」です。しかし、それは聖学院小学校では学習指導要領の改訂に関係なく、ずっと実践されてきたことです。たとえば算数の「台形の面積」や社会の「都道府県名」は現行の学習指導要領にはないものですが、聖学院小学校では一貫して指導してきました。では10年前、20年前と全く同じカリキュラムで行われてきたかと言えば、そんなことはありません。例えば英語が週2時間になったのも、通常の国語とは別に「表現」の授業を特設したのもここ10年以内のことです。すなわち私たちは変えてよいものと変えてはいけないものを見極めつつこれまでもカリキュラム改訂をおこなってきたのです。

 私たちは今、聖小がこれまで行ってきた教育活動を検証し、2011年度からの新たなカリキュラムを組む作業を進めています。その作業も変えてよいものと変えてはいけないものをしっかりと見極めつつ進め、新たな一歩を踏み出したいと思います。

教頭 佐藤 慎

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