先生のことば
学校だより「けやき」第387号 (2009.11.30発行)
万事を益としてくださる神様
「神は、神を愛する者たち、すなわちご計画に従って召された者たちと共に働いて、万事を益となるようにしてくださることをわたしたちは知っている。」
ローマ人への手紙8:28
9月から新型インフルエンザに翻弄され続けてきました。一時ほどではないものの未だに感染者が絶えることはなく、9月から今まで210名を超える子どもたちがインフルエンザに感染し学校を休みました。学校としましては学校閉鎖や学級閉鎖、消毒薬の設置、教室へのウイルスに対応した空気清浄機の設置など、感染拡大のため懸命に努力いたしましたが、感染拡大は続き、私たちにできることは子どもたちそしてそのご家族の命が守られるように神様に祈ることしかありませんでした。しかし今日まで重症化する子もなく、守られていることを感謝する日々です。これから冬になり、季節性のインフルエンザ流行の時期を迎えます。まだまだ心配はつきませんが、神様を信じ子どもたちとご家族の健康が守られますように祈り続けたいと思います。
さて運動会、遠足と子どもたちが楽しみにしていた行事が相次いで中止になりましたが、カレーパーティー、音楽会は行うことができ、安堵しております。フェアー、そしてカレーパーティーを通して今更ながら強く感じたのは、保護者の方々のお力が聖小の教育活動を支えてくださっている事への感謝です。ある子どもが書いたフェアーの作文に次のような一節がありました。
「(フェアーで一番心に残ったことの)二つ目はフェアーの用意や片付けです。理由は『フェアーはみんなでつくりあげるもの』ということがよく分かったからです。今年初めて用意や片付けをしたので、少しでも役に立てたことがとてもうれしく感じました。今までもこうして五・六年生や保護者の方が用意してくださっていたんだと思うと、だからフェアーがこんなに続いてきたんだと思う気持ちやうれしさを感じます。そして、今年のフェアーは去年よりも楽しく感じました。」
子どもたちには一生懸命働いてくださる保護者の方々の姿を見て感謝し、さらに自らも奉仕し、そのことを喜ぶ姿勢が育っているのです。
音楽会を行うことができるかということも本当に心配しました。もちろん音楽会当日インフルエンザの状況がどうなっているかがわからなかったということもありましたが、学校閉鎖や学級閉鎖のために練習時間が足りなくなってしまったからです。また閉鎖になっていない時も常に欠席者があり、クラス全員そろっての練習がほとんどできませんでした。しかしそんな中で子どもたちも危機感を持ったのでしょう。高学年では自主的に練習する姿が多く見られました。もちろん本番のできは大切です。しかし平常の授業や学校生活の延長線上にある学校行事においてはそのプロセスが大切だとあらためて感じさせられました。子どもたちの音楽会へのモチベーションの高まりは例年を上回るものでしたし、練習を重ねる中でクラスの一体感も増していったからです。インフルエンザ禍の中にあっても子どもたちが成長する姿を見て、神様は万事を益となるようにして下さっていることを実感することができました。
教頭 佐藤 慎






