先生のことば
学校だより「けやき」第380号 (2009.04.07発行)
新しい目標と決意をもって
だれでもキリストにあるならば、その人は新しく造られた者である。
古いものは過ぎ去った、見よ、すべてが新しくなったのである。
(コリント人への第二の手紙5章17節)
春を告げる色とりどりの花々、新緑の新芽や若葉が、新年度を迎えた私たちを歓迎してくれるように鮮やかです。ソメイヨシノが満開になり、しだれ桜のつぼみも開きはじめました。チューリップも色とりどりの花を咲かせています。校庭の植木鉢のチューリップは昨年の1年生が植えたものです。校舎へのアプローチの花壇のチューリップは、聖学院中高の同窓会やPTAのボランティア組織「聖学院さくらの会」から球根を毎年いただいているものです。私たちの目を楽しませてくれる花々には人間の善意も加わっているのです。
来週の日曜日、4月12日はイースター(復活祭)です。イースターと言えばイースターエッグを思い出しますね。ゆで卵に鮮やかな彩色をほどこしたり、美しい包装紙でつつんだものです。なぜイースターと卵が結びついたのでしょう。ヒナは固い殻を破って新しい生命として出てきます。イースターエッグは主イエスが墓から甦られたことを象徴しているのです。
オーストリアのザルツブルクを旅したときのことを思い出します。クリスマスの季節だったのに、何百個もの色とりどりのイースターエッグをいっぱい陳列して売っているお店がありました。壮観でした。卵にはいろいろな絵が描かれていましたが、ウサギの絵も多いのに気づきました。どうしてウサギなのかそのときは疑問に思いましたが、あとになってわかったのはイースターバニー(バニーはウサギのこと)もイースターのシンボルとされているのです。ウサギがぴょんぴょん跳ねまわる様子が生命の躍動を表しているのです。イエスさまの復活を喜ぶ人々の素朴な気持ちが、イースターに卵やウサギのイメージを付け加えていったのでしょう。
主イエスが死に打ち勝って復活したことによって、私たちは罪から解放され新しい命を与えられました。聖書には「だれでもキリストにあるならば、その人は新しく造られた者である」と書かれています。「キリストにある」とはどういうことでしょうか。神さまのみ前にいるということ、神さまに結ばれているということです。学校での毎日の礼拝を大事にし、神さまのお言葉に耳を傾けることによって、私たちは「新しく造られた者」になることができます。
主イエスが甦えられた4月は、花々や新緑も、私たち自身も新しくなる季節です。始業式を迎え新しい学年に進級した皆さんも、新しい目標と決意をもって生き生きと日々を歩んでいきましょう。
長年にわたり教頭職であった角田芳子先生はその任期が終了し、新たに佐藤慎先生が教頭に就任されました。角田先生には今までの経験を生かしてこれからも引続き指導や助言をいただき、学年主任としてもご活躍していただきます。井上馨先生は3月末に退職されましたが、これからの1年間も今までとは少し違った形でチャプレンとしてご奉仕いただくことになりました。
聖学院小学校への保護者の皆さまのご理解とご協力を今年度もよろしくお願いいたします。
校長 村瀬聰子






