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学校だより「けやき」第377号 (2008.11.28発行)

救い主の御降誕を喜ぶ

けやき第377号  11月21日(金)に、聖学院小学校の校庭において、聖学院駒込三校一園のクリスマス・ツリー点火祭が行われました。当日はお天気にも恵まれ、滞りなくプログラムを進めることが出来ました。お越し下さいました皆様に心より感謝申し上げます。
 この点火祭を契機として、小学校はクリスマスの準備に入りました。既にページェントの配役も決まり、練習に入っております。

 ところで教会には教会暦と言って教会独自の暦がありますが、教会歴によりますと、今年のアドベント(待降節)は11月30日(日)より始まります。聖学院小学校では、その次の日(12月1日、月)の礼拝には、講壇にキャンドルを4本立て、まずその内の一本に火を灯します。その次の週には、二本のキャンドルに火を灯します。そしてクリスマス当日は、四本のキャンドル全部に火を灯して礼拝を守ります。これは真の光である救い主の御降誕の意味を象徴的に表しております。
 救い主の御降誕という出来事は、暗い世界に天から光が差し込んで来て、辺り一面を照らすのに似ております。
 ルカによる福音書に依りますと、暗い夜、羊飼いたちが野宿しながら羊の群の番をしていた。その時突然天から光が差し込んできて辺り一面を照らした。驚き恐れている羊飼いたちに天使が現れ、救い主がお生まれになったことを告げたとあります。
 羊飼いたちを包んでいた夜の暗闇とは、何を指すのでしょうか。それはこの世界のありのままの姿を、また私たちの姿を表していると言って良いと思います。

 今年も間もなく終わろうとしておりますが、この一年を振り返って見ますと、色々なことがありました。悲惨な出来事が次々に起こりました。世界全体を見渡しますなら、この世界は本当に混乱しております。この悲惨、この混乱の原因は何処にあるのでしょうか。突き詰めて考えるならば、人間に在ると言えます。神に背を向け勝手気ままな方向へと向かっている人間にあるということがわかります。

 しかし神はこのような人間世界を裁き滅ぼそうとはされませんでした。そうではなく救おうとされ、救い主イエス・キリストをこの世に贈って下さいました。そのイエス・キリストは悲惨の原因である私たち人間の罪を全部負って十字架にかかり、命まで捨てて下さいました。この出来事の中に神の愛が余すところなく示されております。
 この神のなされた出来事を見て、福音記者ヨハネはこう言いました。「神はそのひとり子を賜ったほどにこの世を愛された」。クリスマスは神さまの大きな愛、恵みを知り、受け留め、喜ぶ時です。

 聖学院小学校は12月20日(土)に女子聖学院のチャペルにおいて、クリスマス礼拝を持ち、その中で、クリスマスのメッセージを聞きますが、そのことを通してクリスマスの意味をさらに深く知り、クリスマスの喜びをみんなで分かち合いたいと思います。

チャプレン 井上 馨

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