学校だより 第323号
聖学院小学校 小学校だより[第39号2004年12月10日]
命をいただいて



彼はもろもろの国のあいだにさばきを行い、
多くの民のために仲裁を立てられる。
こうして彼らはそのつるぎを打ちかえして、すきとし、
そのやりを打ちかえして、かまとし、
国は国にむかって、つるぎをあげず、
彼らはもはや戦いのことを学ばない。
ヤコブの家よ、さあ、われわれは主の光に歩もう。

イザヤ書2章4節〜5節

今日は収穫感謝礼拝、お昼はみんなで校庭に集合してカレーライスを食べることになっていますね。良い天気になりました。秋晴れの気持ちよい日差しの下で、楽しくお昼ご飯を頂くことができて嬉しいですね。

ところで、そのカレーの材料一つひとつが、出来上がるまでにどんなことがあったのでしょうか。ジャガイモ、ニンジン、タマネギ、お米、それらはどれも農家の方々が、汗を流し、毎日世話をして育てたものはかりです。特に今年はいくつもの大型台風が日本にやって来ましたし、新潟の方では大きな地震もありました。野菜やお米を育てる農家の方々のご苦労は大変なことだったでしょう。

今日の聖書に書かれている「すき」「かま」は作物を育てるための道具、こういう道具を使って農家の方々が世話をしなければ、ジャガイモもニンジンも育ちません。それに対して「つるぎ」や「やり」、これは戦争の道具、こういう道具ばかり作っていたら、私たちは生きていくことができない。みんなが生きていくためには「つるぎ」や「やり」ではなく、「すき」や「かま」が作られなければならない。そのことを神さまは私たちに教えてくださっています。

そして、神さまは私たちの生き方も同じことですよと言われています。みんなが「つるぎ」や「やり」みたいな生き方、友達を傷つけることをしていたら、生きていくことができなくなってしまいます。

神さまが与えてくださった命を大切に、一人ひとりの命が生き生きと、伸び伸びと生きていくために。ちょうど農家の人が「すき」や「かま」を使って野菜が育つ世話をするように、お父さんやお母さん、そして先生方はみんなの命が成長するためにお世話くださいます。そしてまた、私たちもお互いに、友達、周りの人々の命が育つお手伝いをさせて頂く人となっていく、光の子どもとして成長していきます。

命が育つお世話という大事な役目、実は、神さまがまず最初に私たちにしてくださいました。私たち一人ひとりの命がすくすく育つようにお世話してくださる方、それが聖書に書かれている神さまのお姿です。

今日のカレーライスを食べるとき、大事なことを一つ覚えておきましょう。それはお米もジャガイモもニンジンも、そして肉にも元はみんな命があったということです。その命を私たちが食べて、元気を受け取って、私たちは成長し、生きていくのです。

これは聖書に書かれているイエスさまの生き方を思い起こしてくれます。イエスさまは、私たちが生きることができるように、自分の命を私たちに与えてくださいました。イエスさまがご自分の命を私たちのために与えてくださった。その命を頂いて、私たちは生かされています。

食事のたびにお祈りをします。その時に私たちは、今日も食事を与えてくださった神さまに感謝し、私たちに命を与えてくださった神さまへ、ありがとうございますとお祈りするのです。

[ 駒込キリスト教センター主事 松本 周 ]


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