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先生のことば

色に関心をもつ

緑のオリーブ No.2018-02

 

 2月を迎えてみどり幼稚園の園庭は再びうっすらと雪化粧をしました。普段あまり降らない地域では雪は大人にとっては厄介者扱いかも知れませんが、子どもたちにとってはまさに神さまからのプレゼント。テンションが上がって雪の中を走り回る子どもたちを見ていると、思わず一緒に遊んでしまいました。

 それにしてもみどり幼稚園の園庭は四季折々、変化に富む自然に恵まれていると感じます。春は色とりどりの花と若草の緑、夏になるとそれが深い緑一色となり、秋には黄色や赤などの美しい紅葉に染まります。冬には毎年一回は雪に覆われて真っ白に。季節を体全体で感じることができる園庭です。

 ところで、人間は外部からの情報を得るために五感(目、耳、鼻、口、触)を働かせて生活していますが、その使う割合は視覚が8割、そしてその大半が色から得た情報だそうです。つまりそれだけ色が人の心に与える影響は大きいのです(白黒の世界を想像してみて下さい…)。その意味で色を介しての教育とか親子のコミュニケーション、小さい頃から色に関する感覚を豊かにしてあげることはとても大切なことです。たとえば、葉っぱは緑とはいっても濃い緑から薄い緑まで様々です。同じ緑でも違うことをリアルに体験させてあげる。紅葉も緑の葉っぱが赤や黄色になりますが、でも一晩で急に変わるわけではありません。少しずつ色が変わっていくその過程を知ったり楽しんだりする。スーパーなどで野菜や果物を買うときも色は大切です。美味しそうな色、まずそうな色、そういったものを色で表現する感覚も必要ではないでしょうか。

 子ども自身もたくさんの色を知ることで色の世界や想像力が広がり、表現力や語彙力のアップにもつながると言われています。子どもがある色を選んで絵を塗るようなとき、それは子どもがその時素直に感じた色です。とにかく褒めましょう。「何で黒?それ実際と違うでしょ」などとは決して言わないことです。人は一般に成長に伴って色彩感覚も好きな色も変わっていくものです。しかしそれが「絶対これでなくてはいけない」というものではありません。普段の生活のなかで自然と「色」に興味をもてるような環境を整えてあげて、あとは子どもの好みに合わせて見守るようにしたいですね。

 年長の卒園まで1ヶ月あまり。この最後の期間を子どもたちと共に精一杯楽しみたいと思います。

園長 山川 秀人

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