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先生のことば

まず、体力を!

緑のオリーブ No.2016-05

 

 みなさま、ご機嫌よく初秋をお迎えのことと存じます。今年は昨年より暑かった!いや、昨年のほうがもっと大変だった!など意見は分かれるところです。統計はさておき、それぞれの生活の課題の量や質で感じ方は異なるのかも知れません。室内の冷気のために熱を外に放出していれば、ますます外気は上昇することでしょう。何度も何度も室内の温度を調整したのは、今までで一番多かったように思える私です。地球の未来のために必要以上に室内を冷やさないようにと。しかし、暑さを厭うことなく園庭解放日やオリーブクラスには、たくさんの子どもたちが集い、元気な声が響いた夏期休業中のみどり幼稚園でした。熱中症にならないように保育者は細心の心遣いをしておりました。

 かつての私の職場は、日米混合の教職員が働いておりました。大きな行事が終わって全員の働き人がふっと息を抜き、やっと椅子に腰を下ろして、もう立つのもいやという疲労感に襲われて無口になっている時、いつも「どうですか。」と必ず飲み物を運んできてくださるアメリカ人の女の先生がいらっしゃいました。わあ、こんなに疲れているのに、どうしてそんな優しいことができるのかと、感嘆しました。そして、優しい心プラス体力だと思ったのです。心遣いだけでは動けないほど疲れていることを私は知っているのです。でも、お茶を運んできてくれる体格のいいアメリカ人のスタッフ。大げさですが、体力がものをいう現実に直面したのです。そうだ。体力は小さい時から訓練して身に着けるものなのだと思いました。「一朝一夕ではならず」なのです。

 今夏は、リオ・オリンピックが開催されました。たくさんの感動を頂きました。私は、初めて種目に加わった、究極の鬼ごっこといわれる「7人制ラグビー」をテレビ観戦して、大きく深いため息をつき賛辞を送りました。園児たちが鬼ごっこを大好きな訳もちょっぴり分かったような気がしました。また、他の種目でも、選り抜かれた選手たちのたゆまぬ鍛錬の様子を知りました。私たちの日常にもほしい知恵、勇気、継続する力など、また、ライバル同士の励まし合い、コミュニケーションの様子は、物言わぬ教訓になりました。

 さあ、全員揃っての園生活が始まります。2学期はますますそれぞれに適った遊びに興じたいと思います。そして大人も「優しさプラス体力」で日々輝いて過ごすことにいたしましょう。

園長特別補佐 富沢 寿美子

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