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先生のことば

わたしたちの基

緑のオリーブ No.25

 

 先月、みどり幼稚園の創立記念礼拝がありました。毎年、5月25日の創立記念日を覚え、その週の月曜日の全園礼拝を創立記念礼拝としています。今年は5月23日(月)が創立38周年記念礼拝となりました。この日はいつもの礼拝の後に、先生方による「みどりようちえんのあゆみ」という巻絵が紹介されました。毎年行われているもので、みどり幼稚園がどうやって今に至っているのかを、子どもたちにも伝えたいという思いから先生方がつくったもので、その歴史を語ると共に、幼稚園で歌われている歌が随所に入るものです。ナレーションに続いてピアノがなると、自然に子どもたちが歌い始め、絵巻に彩りを加えてくれる素敵な時でした。

 1年に1回、この絵巻の準備をする時、いつも思わされることがあります。それは、一番初めの場面からです。田んぼの中に数名の男の人が立って何かを相談している場面です。そして、『学校法人聖学院は、この埼玉の地に神さまの事を伝える幼稚園をつくろうと考えました。』と言うナレーションが入ります。私利私欲からではなく、聖学院という大きな組織が、思いと祈りをもって建てたということがみどり幼稚園の基です。そして、今、現場で子どもたちと関わる私たちが毎年再確認する大切な事です。

 今、みどり幼稚園では、『神さまの愛の中で、人と関わりながら、生きる力を育む』という、年間保育目標があります。神さまのご計画の中で命を受けた子どもたちひとり一人が、あなたの存在そのものが大切な事、愛おしいものと言ってくださる神さまの愛を感じ、その中で大きくなって欲しいと願います。そして、「人は人の中でしか生きていかれない」と言われる人間として、人の中にいることを心地よいと思う関係がつくれるように、ひとり一人の思いや個性を認められる人になって欲しいと思います。決して、同じことをするから集団生活なのではなく、ひとり一人の違いを認め、生かし合う集団であるようにと願います。さらに、どんな事があっても、今いる自分の場を、自分にとって大切な良い場へと変えていかれるような生きる力を持った人になって欲しいと願います。

 幼稚園は小さな子どもたちの生活の場ですから、今、結果が出るものではありません。しかし、こんな大きな願いをもって、子どもたちの基をつくっていく手伝いをしていきたいと思います。

主任 本田 ゆかり

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