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先生のことば

面倒見の良い幼稚園

緑のオリーブ No.15

 

 聖学院大学は『面倒見の良い大学、入って伸びる大学』ということをキャッチフレーズにしており、全国情報誌等で毎年のように上位にランクされています。「面倒見が良い」と言うと誤解されやすいのですが、聖学院大学の面倒見の良さは決して手取り足取り学生の世話をすることではありません。学生が社会人として「自立できるよう支援・サポートしていく」との説明を伺いながら、”みどり幼稚園の保育も全く同じだなぁ”と改めて考えさせられています。
私たち大人は”子どものため”という大義名分のもと、つい『過保護』(本人が望んでいることをやってあげ過ぎること)になったり『過干渉』(本人が望んでもいないことをやり過ぎること)になってしまうことがあるのではないでしょうか。しかし、そのことによって実は子どもの自立心が損なわれたり、自分自身で試行錯誤したり努力したりする機会まで奪ってしまうことになりかねない場合があるように思うのです。

 私自身はみどり幼稚園に関わりだした頃、園庭などを走り回っている子どもたちが転んだりするとびっくりして思わず抱き起こしてしまいそうになりました。また、子ども同士の喧嘩が始まるとハラハラして仲裁に入りたくなりました。ところがそんな時、お父さんやお母さんたちはニコニコ笑って見ているのです。少なくともみどり幼稚園のお父さんやお母さんたちは、自分の出番をきちんとわきまえている方がとても多いように感じました。みどり幼稚園の保育の方針を十分に理解して下さっている方々であることを思わされたのでした。

 みどり幼稚園では、「大人の都合」で何ごとも子どもたちに強制することはしません。それは、子どもたちが自分自身で考え、時には失敗や挫折を繰り返しながら何をすべきかを自分なりに理解していくために必要なプロセスだと思うからです。勿論、集団生活において最低限必要なことや理解すべきことなどは丁寧に指導していきます。しかしそれらも、決して教え込むというよりは将来本当の意味で自立した大人になっていくための支援なのです。これからも、私たちはそのような「面倒見の良さ」を発揮できる幼稚園であり続けたいと願っています。

園長 山川 秀人

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