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先生のことば

バランスのとれた人間形成

緑のオリーブ No.12

 

 皆さん、ご入園・ご進級おめでとうございます。これから始まる一年間、この幼稚園で神さま・イエスさまのみ守りの下で、皆さんと共に毎日を過ごしていけることに喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。これから私たちは家庭と幼稚園とで協力して子どもたちの成長を見守っていくことになります。

 人の一生において幼児期は人間形成の基礎が培われるとても大切な時期です。子どもたちは生活や遊びといった直接的そして具体的な様々な体験を通して、知的な発達や社会性を涵養しつつ、人間として、また社会の一員として、より良く生きていくための基礎を築いていくことになります。日々成長する子ども達にとって、この時期だからこそ経験できることを存分に行わせてあげることは、将来、充実した社会生活を送る上でも不可欠と言って良いでしょう。そしてそのためには家庭と幼稚園の協力・連携はとても重要なことです。この両者の協力が深まる時に理想的な保育・教育がなされていくものと確信しています。

 ところで教育においては個性と社会性という言葉が二律背反的に用いられる場合があります。確かに「個性を大切に」とは普段よく言われることですが、しかしこれには子育てにおいて陥りやすい落とし穴もあります。それは単にわがままを助長し社会性のない身勝手な人間をつくってしまうということです。「個性を伸ばす」というのは言い方を変えれば「長所を伸ばす」ということでもありますが、よく考えてみると、たとえどんなに優れた長所を持った人でも欠点がない人は誰一人いません。立派な(と言われる?)人とは、大きな長所を持っておりそれが他の短所をカバーして余りある人のことです。個性が単なる自分勝手だけになってしまうのではなく、その存在感によってお友だちや仲間同士がより良く刺激しあえる関係である時に、遊びでも礼拝などの集会でもみんなと協力して一つの事を成し遂げていくという喜びを通して社会性が培われていくのではないでしょうか。そのようなバランスの取れた子どもたちの人間形成のために、今年度も私たち教職員一同は奉仕させていただきたいと心より願っています。

園長  山川 秀人

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