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先生のことば

「愛のあるところ」

緑のオリーブ No.01

 この3月に39名の卒園生を送り出し、4月には新たに同数の新しいお友だちを迎えることができました。まことに感謝に溢れた一年をスタートできたことは私どもにとって大きな喜びです。今年度より村山順吉前園長よりバトンを引き継ぎ園長を仰せつかりました山川と申します。新米園長ですが先生方や保護者の皆さんと共に協力し、子ども達にとって本当に良い幼稚園であり続けることができるよう頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、子ども達との交わりの中で時々自身の小さい頃の記憶がふと甦ってくることに気づかされることがあります。私の人生の最初の記憶は、両親が共働きだったため母親の妹が私の世話のため時々家に来ていたのですが、私がよく動き回るものだから、ちょうど犬が鎖に繋がれるように柱にひもで繋がれ、その周りをグルグルと回っていたことです。現代なら児童虐待ものかも知れませんが、そのように誰にでも子どもの頃の記憶が多少なりとも残っているのではないでしょうか。

 幼児期にどのような愛を受けたかがその後の人生に大きな影響を及ぼすことは昔からよく言われ続けてきたことですが、脳科学の研究が進むにつれてその影響は確実なものになってきているようです。幼児期の子どもに対する愛は「無条件の愛」です。子どもが良いことをしたときだけ褒めてあげる「条件付の愛」とは全く異なるものです。何か「良いこと」をしたときだけ人に褒められ、優しくされる子どもは、他人の顔色ばかりをうかがう「人を愛せない子」に育つのではないでしょうか。人間って、自分がしてもらった愛し方の表現しかできない生き物なのだと思います。

 子どもを健やかに育てるのは【無条件の愛】です。子どもが良いことをしようが悪いことをしようが、他の子と比較したりせずに「ただ、そこに存在する子ども」を愛してあげること。評価のないほめ方をすることです。「よくがんばったね」「楽しかったでしょ?」「ありがとう、ママ(パパ)もうれしいよ」と、自分の気持ちを付け加えながら子どものがんばりを認めること、それが本当の意味での「愛」なのではないでしょうか。聖学院大学附属みどり幼稚園にはそのような本当の愛が満ちあふれている幼稚園であると確信しています。

園長 山川 秀人

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