1. HOME
  2. 幼稚園だより
  3. 先生のことば
  4. 園だより「緑のオリーブ」

先生のことば

「これまでに経験したことのないような」

緑のオリーブ No.05

 暑い夏休みが続いています。毎年のように言われてきた「異常気象」という言葉にもすっかり慣れっこになってしまいましたが、今年はさらに「これまでに経験したことのないような~」という言葉が流行するほどの特異な天候が続いています。どうぞ皆さんお気を付けてお過ごし下さい。また、夏風邪の一種とされるウイルス感染症「手足口病」も依然として猛威を奮っています。感染すると口の中の発疹に伴う痛みで食が細くなり脱水になりやすくなるとのことです。まだまだ脱水を起こしやすい暑い日が続いています。手洗いを徹底するなどして感染を防ぎましょう。

 20日からは夏期保育が始まりました。久しぶりに登園してきた子どもたちは、真っ黒な顔で元気に挨拶する子、ちょっとはにかむ子、恥ずかしそうに下を向く子、それぞれ表面に出てくる態度は少しずつ違ってはいても、皆楽しい夏休みの思い出を胸いっぱい詰め込んで登園してきていることはよくわかります。次第に慣れてくると、こちらが聞き取るのに間に合わないほどの状況で子どもたちは次から次へと色々な経験を語ってくれることでしょう。

 私も今年は北軽井沢へ2泊3日のキャンプへ行って来ました。連日猛暑の埼玉とは異なり昼間でも30度以下、朝方には肌寒く感じられる程の地でのんびり過ごしたのですが、そのキャンプ場には親子連れの姿も目立ちました。自然に親しみながら家族そろってのキャンプに、どの子もとても楽しそうでした。しかしそんな中でたった1人だけ気になる男の子がいました。眼鏡を掛けたいかにも真面目そうなタイプの小学2、3年生くらいの子です。ご両親はニコニコとその子に一生懸命話しかけるのですが、「自分は本当はキャンプなんか来たくはなかったのに…」という雰囲気がありありと漂っているのです。おそらくはご両親が子どもの為にと考えられた計画なのでしょうが、どうやら子どもの関心は違うところにあるようでした。そんな姿を見ながら、親は子どもの気持ちに寄りそい、あせらず、ありのままを受け入れ、待つことの難しさを改めて知らされたのでした。  夏休みの「これまでに経験したことのないような」様々な体験が、子どもたちの真の生きる力となっていくことを祈りつつ、待ち遠しい2学期の始まりを共に待ちたいと思います。

副園長  山川 秀人

先生のことば一覧ページへ戻る
▲ページTOPへ