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先生のことば

「神の愛の満ちるところ」

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緑のオリーブ No.003

 新年度のスタートから、早いもので二ヶ月という月日が過ぎようとしています。大人にとってはあっという間でも、子どもたちにとっては、特に新入園のお子さんにとっては、大きな変化を体験する密度の濃い時間だったことでしょう。入園して一ヶ月にもならない頃、年少組のお部屋でこんな一コマがありました。

 登園して身支度を終えた子どもたちがテーブルに集まり、思い思いに遊び始めていました。絵本を見る子、パズルに挑戦する子、お絵かきを始める子、とさまざまです。そこへやってきた女の子が、子どもたちの遊びを眺めながら、頼りない様子で立ち尽くしています。空いていた椅子に私は座り、「よかったらお隣にどうぞ」と勧めると、嬉しそうに座り、「私もお絵かきする」と宣言してクレヨンを手に取り描き始めました。しばらくしてその子は、「幼稚園って、お母さんといるみたいなところだね」と言いました。私が「あら、それはよかったわ」と言うと、その子も「うん、よかったぁ」とにっこり笑ってお絵かきを続けました。

 新たな世界に飛び込んだ子どもたちが一歩一歩足場を固めていく様子は、ほんとうに感動的です。それまで保護者の愛を一身に受けて育まれてきた子どもたちが、時を得て多くの人たちと交じり合う生活へと踏み出していくのです。「お母さんといるみたい」と幼稚園でも愛されることを感じとったお子さんの一言は、保育にあたる教師にとっても大きな励ましです。保護者の愛情を出発点に、さらなる愛のステージに立っているお子さんたちを、みどり幼稚園では、神の愛の満ちるところとして大切にお預かりしたいと願っています。そして、この大いなる神の愛に、子どもたちだけでなく、教職員も、保護者も共に包まれ、また共に生かされてありたいと願っています。

園長補佐  佐治 由美子

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