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先生のことば

「重荷を負い合う仲間」

画像の任意のタイトル  3・11東日本大震災から間もなく1年が過ぎようとしています。あの日、みどり幼稚園では、大きな揺れを感じ、バス待ちで残っていた子どもたち・オリーブクラスにいた子どもたち約40名と教職員が1か所に集まり、不安を感じながらも声を掛け合い大学グラウンドに避難しました。通園バスの運行を見合わせ、電話連絡がとれない中、保護者の方々も幼稚園にお子さんを迎えに来てくださり、全員の子どもを引き渡したのが午後5時過ぎだったと記憶しています。その後、テレビのニュースで流れる被災地の映像に、私たちは言葉を失い、日本中が非常事態となりました。あれから1年。被災地の復興や原子力発電の間藤など日本に残された課題はまだ解決の糸口すら見つからないことも多くあります。しかし、私たちの生活は元に戻りつつあります。今、私たちは何をしたらよいのでしょう。私たちにとってあの大震災は何をもたらしたのでしょう。とても大きなことで、すぐに答えは出そうにありません。しかし、今まで当たり前にあると思っていたものの存在を改めて考える機会が与えられたことは事実です。私たちの豊かさ・便利さと引き換えに失っているものがある事、絶望の中にあってやっぱり人は人によって支えられている事、人が本当に人を思う時に大きな力になる事、人と共に生きる意味。

 子どもたちは間もなく卒園・進級の時期を迎えます。幼稚園という初めての社会の中で生活をし、いろいろな人との出会いがあったでしょうか。友だちや先生と何かをすることを十分に楽しめたでしょうか。最後の保育の日までそのことを大切に過ごしていきたいと思います。そして、互いに思いやり、それぞれが神様に与えられた力を、自分のためだけでなく、人のために使える子どもたちに育っていって欲しいと願います。

保育主任 本田 ゆかり

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