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先生のことば

「ともだちづくり」

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 新年度が始まって2か月。子どもたちは園での生活にも慣れ、随分落ち着いてきました。何より、友だちと過ごすことが楽しくなってきているようです。子どもたちの姿を見ていると、子どもには友だちをつくるための不思議な力があるように思える時があります。好みが同じ友だち、テンポがあう友だち、性格の似ている友だちなど、「どこでわかったのかしら?」と思うように、仲良しと出会っていくのです。毎日毎日、不安そうに泣いていた年少組の子どもが、ある時、どうやって出会ったのか年長組の子どもと仲良しになり、しっかり手をつなぎながら園内を歩いている姿を目にした時は「すごい!」と思いました。

 先日、ある保育専門学校の先生と話をしていると、「今の学生は入学式の日にみんな知り合いなの。不思議に思っていたら、入学前にミクシィで情報交換をして友だちをつくっておくんですって!」というのです。誰も知らない所へ飛び込んでいく不安から、事前にインターネットという道具を使って情報を集め、友だちをつくっておいてから入学するということです。確かに誰も知らない中に入っていくときの不安はわかります。しかし、何かがおかしいと思うのです。

 人が人と出会うということは、その人の情報を得るということだけではないはずです。その人の声を聴き、その姿を見、行動を共にし、気持ちのやり取りをしながら関係を深めていくものです。時に気持ちの行き違いがあったり、自分の思いをコントロールしながら、互いの距離感をつかんでいくものです。幼稚園では幼い子どもたちが毎日の園生活の中でこうしたことを経験していくのです。これは人として生きていうくうえで何と大切な事でしょう。こうした子どもたちの園での生活をしっかり見守り、支えていきたいものです。

保育主任 本田 ゆかり

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