聖学院みどり幼稚園 教育目標と特色

 
聖学院みどり幼稚園の楽しい試み


 聖学院みどり幼稚園では、2005年4月、聖学院大学の児童学科長の村山順吉先生が兼務で副園長に就任しました。音楽教育専門の村山先生が加わったことで、児童学科とのつながりや園にどのような変化があったのでしょうか。村山先生に聞きました。



●子どもと楽しむ「新しい試み」
 副園長に就任した意気込みとして、村山先生は保護者との関係づくりを重視しようと、専門家としてよりも、あえて一人の人間に徹したそうです。しかし、早々に音楽での取り組みの期待が寄せられました。
 「毎週木曜日に、音楽を用いたプログラムを年長クラス対象に実施しています。子どもの反応はすごいですね。
 例えば、ダンゴムシのまねをしながらダンゴムシの歌を歌ったときのこと。子どもは、『ダンゴムシは丸まったら動かない』と言ってじっとしている。観察力がすばらしいです。
 また、別の時間に、歌のなかにいろいろなテーマを入れて、音楽に乗せて子どもに表現してもらったことがありました。あるとき、私が『静か』をテーマにしてそれらしい曲をピアノで弾きました。こちらは子どもがぴたっと静止する様子を予想していたのですが、ゆっくりと躍動感のある力強い『静か』を表現してくれたのです。びっくりしました。」
 子どもの表現力が音に乗って引きだされ、子どもの無限の可能性に圧倒される先生です。

●音楽を通じた保護者との関わり
 保護者や卒園児の保護者の有志で構成される合唱団「あすなろ」の練習には、村山先生は必ず顔を出しています。クリスマス礼拝の時は、「あすなろ」のメンバーだけでなく、保護者会からチャペルで歌いたいという要望があり、先生はおもしろいアイディアを思いつきました。
「お子さまに歌を教えますから、お子さまからお母さんが習ってくださいと言いました。言葉や会話とは違う、歌を通してのみできる親と子の共感とつながりを、深く実現したかったのです。本番でお母さんたちが歌うと、子どもも一緒に歌い振りまでつけてくれました。お母さんが上手に歌えるよう真剣に支え、会場はひとつになりました。子どもたちは力強く、お母さんたちは実に楽しそうでした」
 いろいろな試みを実践している村山先生です。さらに、園児と大学の学生が、音楽を共有する場を実現したいと企画中です。