「共に生きる経験」

今年のゴールデンウィーク、私は新型インフルエンザのニュースを見ながら、みどり幼稚園の子どもたちとそのご家族の方々は健康で楽しい休日を過ごしおられるだろうか、インフルエンザではなくても大きな怪我などしてないだろうかと、心配しつつ過ごしました。G.W.明けからは年少組のお弁当も始まり、みどり幼稚園での日々もいよいよ本格的なものとなりますから、すべての子どもたちが安心して楽しい時を過ごせるよう、ご家庭との連携をさらに深めて参りたいと存じます。

「人がひとりでいるのは良くない。彼のために、ふさわしい助け手を造ろう」創世記において神はこう仰せになり、アダムのあばら骨のひとつからエバを創造されました。その後の2人についてここでは言及しませんが、人間が成長してヒトとなるためには、やはりひとりでいるのは良くないのです。

ひとりの人間がヒトとなるためには、どのような人々とどれだけ深い出会いと交わりを経験してきたか、どれほど親しくても完全には理解し合うことなどできない存在としての人間同士が、ほんのひと時であったとしても人生のかけがえのない時間を共有し、助け合い、共感し合うことを通して、どれだけ深く、共に生きる経験を積んできたのかが、とても重要なことなのでしょう。そして、そのような経験が豊かであればこそ、時として味わわなければならない辛い別れにも、深い意味を感じとっていけるのでしょう。

新年度が始まってひと月が過ぎたこれからの日々、子どもたちはきっと楽しいことをたくさん、それもお友だちと一緒だからこそもっともっと楽しくなることを見つけていくことでしょう。私たちもまた、そのような子どもたちとの日々新たな出会いを通して、さらに豊かな経験をさせていただいております。

副園長  村山 順吉